実は違反!? ついやりがちな道路交通法違反3選
明確な違反行為「あおり運転」 車間の目安はどれくらい?
●車間距離の詰めすぎ
最近、メディアで盛んに報じられている「あおり運転」。いいかえると、適切な車間距離をとらない運転のことを指しますが、これも当然違反行為です。
車間距離の保持に関する決まりが明記されているのは、道路交通法第26条にあります。
『車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない』と定められています。
一方、明確な距離についてはとくに書かれていませんが、一般的に、車間距離の目安とされている基準は以下の通りです。
・時速30kmから60kmの場合:「走行速度の数字 - 15」メートル数
・時速60km超の場合:走行速度の数字と同じメートル数
時速30kmの場合は15m、時速100kmであれば100mの車間距離が必要となります。
車間距離不保持違反の罰則は、高速道路で行政処分:基礎点数2点、反則通告制度:大型車1万2000円、普通車自動車9000円、二輪車7000円、小型特殊自動車6000円、原動機付自転車6000円。一般道路では、行政処分:基礎点数1点、反則通告制度:大型車7000円、普通車自動車6000円、二輪車6000円、小型特殊自動車5000円、原動機付自転車5000円です。
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クルマを所持・運転するうえでは、運転時に注意することはもちろん、ランプ切れをはじめとした、日々の点検整備を怠ってはいけません。
愛車に関心を持ち続けることも、法律遵守につながるひとつの要素といえるのかもしれません。
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