九州北部の大雨で車の冠水トラブルが急増! 冠水時の運転で気を付けるべき点とは
JAF九州本部は、2019年8月28日未明からの九州北部での記録的大雨による救援要請件数について、速報値を発表しました。大雨時に気を付けるべき点とはなんでしょうか。
記録的豪雨のとき、運転者が気を付けるべきこととは
2019年8月28日未明から、九州北部では記録的な大雨となっています。JAF九州本部によると、これにより車両が冠水・水没したことによる救援要請が増加しているといい、これからクルマで移動する際の注意点を呼びかけています。
いったい、どういった点に気をつけるべきなのでしょうか。
JAF九州本部によると、九州北部で短時間で局地的に激しい雨が降ったことで、車両が冠水・水没したことによる救援要請は、佐賀県佐賀市および福岡県筑後地区を中心に九州で267件を記録しました(2019年8月28日0時から9時50分までの速報値)。
県別の内訳では、佐賀県で192件、福岡県で71件、長崎県で3件、 熊本県で1件となっています。(総受付件数:佐賀県313件、福岡県307件、長崎県29件、熊本県49件)。
なかには、 冠水路(=水があふれた道路)を走行したことが原因と思われる事例もみられたと、JAF九州本部は説明します。
大雨・集中豪雨時に気を付けるべき点として、JAF九州本部は次のように呼びかけています。
「まず、集中豪雨時は視界や見通しが悪く、非常に危険であることから、不要不急の外出・運転は控えましょう。
また、地下道やアンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)は低い位置にあり、水がたまりやすいため、周囲より低い位置にある道路は避けてください。
冠水している道路に遭遇した場合、水面下の様子が分かりにくく落輪等の危険性が高まるほか、走行中にまき上げた水がエンジンに吸い込まれエンジンが破損するケースがあるので、冠水した道路は避けて走行してください。
万が一クルマに乗っているときに浸水した際に、窓やドアが開かなかったりシートベルトがはずれなかったりして脱出できなくなる恐れがあるため、車内にはガラス割りハンマーやシートベルトカッターを常備しましょう。
また、冠水後のクルマは電気系統の漏電で火災が発生する可能性がありますので、いきなりエンジンを始動させないよう注意してください。
保管場所に関しては、クルマの駐車場が周囲より低いと、水が溜まりやすい場合があるので、安全を確保した上で状況を確認しましょう」
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