復活熱望するスバリストも多数 いまは無きスバルの「3列7人乗りモデル」4選

ボクサーエンジンにAWD、スバルらしさを詰め込んだ「唯一の」ミニバン

●スバル「エクシーガ(EXIGA)」

 2007年6月に発売された3列7人乗りモデルが「エクシーガ」です。「7シーター パノラマツーリング」というコンセプトで登場しました。

「エクシーガ(EXIGA)」自然吸気モデル(手前)とターボモデル(奥)
「エクシーガ(EXIGA)」自然吸気モデル(手前)とターボモデル(奥)

 全長4740mm×全幅1775mm×全高1660mmと、ミドルサイズミニバンクラスの大きさですが、全高が1660mmと低めで、一見するとツーリングワゴンのようなスタイリングです。後席もスライドドアではなくスイングドアを採用しました。スバル自身、エクシーガに「ミニバン」という表記は使っていませんでした。

 登場当初は2リッター水平対向4気筒自然吸気、およびターボエンジンを搭載、4速ATを組み合わせました。

 FFのほか、AWD(4輪駆動)モデルも用意。自然吸気モデルはアクティブトルクスプリット式、ターボモデルはVTD式と、異なる2種類の4WD方式を採用しました。そのほかターボモデルに、3種類のエンジン特性を任意で選択できる「SI-DRIVE」を搭載、スバルらしさが詰まったミニバンでした。

 発売当時の車両価格は、199万5000円から278万2500円でした。

 その後、2.5リッター水平対向4気筒エンジン搭載車を追加したり、アイサイト(Ver.2)を搭載したりと、マイナーチェンジだけではなく年次改良をおこない、年々進化していきます。2015年4月に販売が終了しました。

●スバル「クロスオーバー7(Crossover 7)」

 エクシーガの販売終了と同時に2015年4月より発売が開始されたのが「クロスオーバー7(セブン)」です。

「クロスオーバー7(Crossover 7)」
「クロスオーバー7(Crossover 7)」

 クロスオーバー7は、エクシーガをベースに登場した、その名のとおりクロスオーバーSUVモデルです。

 専用サスペンションを採用して最低地上高170mmを確保。フェンダーまわりもデザイン変更されましたが、全幅は1800mmにおさえました。

 外観は、前後バンパーやホイールアーチ、ルーフレールなどの採用により、SUVらしいデザインになり、さらに内装はタン色の本革を採用するなど上質さをアピールしていました。また2.5リッター水平対向4気筒自然吸気エンジン、シンメトリカルAWD、アイサイトVer.2など、スバルのオリジナリティをふんだんに投入した7シーターSUVモデルでした。

 クロスオーバー7はモノグレードで、価格は275万4000円。特別仕様車も設定されました。

※ ※ ※

 クロスオーバー7は、2018年3月に販売を終了。スバルの3列7人乗りモデルは、2019年現在は日本市場ではなくなっています。

 スバルは、北米では「アセント(Accent)」という3列シートを持つSUVモデルを展開しています。このモデルは2+3+3の8人乗りと、2+3+2の7人乗りがあり、2.4リッターの水平対向4気筒ターボエンジンを搭載しています。

 このモデルを日本市場に導入すれば、スバルの3列シートモデルが復活することになりますが、全長5000mm×全幅1930mm×全高1820mmとビッグサイズ(それでも北米ではミドルサイズのSUV)なので、日本導入は難しいかもしれません。

スバルにも3列ミニバンが色々あった! 画像で詳細をチェック(36枚)

【注目!】 スバルは何が凄い? クルマ好き必見な情報を見る!

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー