スズキ「ジムニー」初代モデルvs最新モデル 唯一無二の軽クロカン四駆の誕生といま

伝統を守りながらも最新装備が充実した現行ジムニー

●2018年発売の最新型「ジムニー」

20年ぶりの新型ということで人気沸騰中の現行型「ジムニー」
20年ぶりの新型ということで人気沸騰中の現行型「ジムニー」

 2018年にデビューした4代目ジムニーは、スズキ初の「グッドデザイン金賞」を受賞するなどの話題性もあり、発売直後から納車1年待ちといわれたほどの人気車種となりました。

 その要因のひとつに、初代から変わらないデザインイメージがあるかもしれません。

 初代をオマージュしたようなスクエアボディと丸型のヘッドライトやウインカー、3代目以降で継続されている5スロットグリルなど、ひと目でジムニーとわかるデザインになっています。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mmで、サスペンションは前後ともコイルスプリングのリジッドアクスルです。

 搭載されるエンジンは64馬力を発揮する660cc直列3気筒ターボで、インテークバルブ側に可変バルブタイミングを採用して、低回転から力強いトルクを発生。オフロードでの優れた走行性能も実現すると同時に、WLTCモード16.2km/L(5速MT)と、良好な燃費も両立しています。

 トランスファーは先代後期型がボタンで2WDと4WDを切り替えていましたが、新型ではレバーでの切り替え方式に戻りました。

 一方で、滑りやすい路面で駆動力を確保する「ブレーキLSDトラクションコントロール」や、坂道発進時に車体の後退を抑える「ヒルホールドコントロール」、急な下り坂などでブレーキを自動制御する「ヒルディセントコントロール」を装備。

 また、最新モデルだけあって、衝突被害軽減ブレーキに代表される先進安全装備も充実しています。

 現行型ジムニーの価格は145万8000円(消費税込)からで、全グレードで5速MTと4速ATがラインナップされています。

※ ※ ※

 軽自動車という枠を越えて、本格的4輪駆動車として不動の人気を誇るジムニーですが、悪路走破性以外でも機能美ともいえるデザインが好評です。

 これは初代から最新までの歴代ジムニーにいえることですが、とくに現行型では多くの女性ユーザーを獲得しています。

 硬派なクロスカントリー車でありながら、生き残りを考えると、女性ユーザーなど幅広い層から人気を得るというのが重要ではないでしょうか。

初代と最新はこれだけ違う!? ジムニー50年史を画像で見る(13枚)

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1件のコメント

  1. を初めて見たのは太陽にほえろのマカロニ刑事操るジムニー
    記事では軽く十分なパワーなんてのは大嘘で、それこそクラッチが悲鳴をあげるほど下のトルクが薄くて大変だった
    当時フロンテと言う2サイクルエンジンの軽もあったが非力は否めなかったしね
    ただね、あの2サイクルの不規則なノック音が自分は好きでしたがね
    今は納期も定まらぬ人気車種ですからね

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