日産「GT-R」やトヨタ「ランクル」は日本の宝? 世界に誇る日本車 3選

日本車は、世界中に広まっています。とくに、長い歴史を持つモデルは、その時代やニーズに合わせつつも伝統を守り抜いた結果、いまなお人気のクルマです。今回は、そんな世界に誇る日本車を3台紹介します。

クルマ好きでなくでも名前を知っている?

 日本の自動車メーカーには、世界に誇る名車が沢山あります。とくに近年は、米国を中心に古い国産車がオークションなどで高い値段がつけられています。

6代目「GT-R」と初代「スカイラインGT-R」は、どちらも世界中にファンが多いモデル
6代目「GT-R」と初代「スカイラインGT-R」は、どちらも世界中にファンが多いモデル

 そんななか、車種名だけ聞いてどんなクルマかを想像できるモデルがいくつかあります。これらのモデルは、幾度となくフルモデルチェンジを繰り返してきました。

 常にその時代に合わせたデザインや仕様に変化をしているため、歴代モデルによっては不人気な時代もありましたが、いまなお世界中にファンがいる名車です。

 今回は、世界に誇る有名な日本車を3台紹介します。

●日産「スカイラインGT-R/GT-R」

ハコスカの愛称で呼ばれる初代「スカイラインGT-R」
ハコスカの愛称で呼ばれる初代「スカイラインGT-R」

 初代の日産「GT-R」は、1969年に登場した「スカイラインGT-R(PGC10型/KPGC10型)」です。通称、箱スカと呼ばれる3代目「スカイライン」にS20型エンジンを搭載し、ツーリングカーレースへの参戦を目的として誕生しました。

 2代目は、通称ケンメリと呼ばれたスカイラインGT-R(KPGC110型)で、当時の排出ガス規制などの関係によって、わずか3カ間の販売で製造は197台というレース参戦もない幻の名車です。

 その後、しばらくの間はGT-Rブランドは影を潜めていましたが、16年の沈黙を破って1989年に登場したのが3代目スカイラインGT-R(BNR32型)となり、いま海外を中心に人気のモデルとなっています。

 1995年に登場した4代目スカイラインGT-R(BCNR33型)は、先代モデルの引き締まったボディと比べると全体的に大型化したことなどにより人気が低迷しますが、最近の中古車相場では価格が高騰しています。

 そして、最後のスカイラインの名が与えられ、映画にもたびたび登場して不動の人気を誇るのが5代目スカイラインGT-R(BNR34型)です。

 1999年に登場した5代目モデルですが、2代目同様に排出ガス規制によって2002年に姿を消す形となります。

 現行モデルの6代目(R35型)は2007年に登場しました。スカイラインの名が無くなりGT-Rとして復活したことやスーパーカー並の高性能なスペックを誇るのに、初期モデルの販売価格が777万円からと、世界中で話題となりました。

●トヨタ「ランドクルーザー」

60年以上の歴史を誇るトヨタ「ランドクルーザー」(現行型)
60年以上の歴史を誇るトヨタ「ランドクルーザー」(現行型)

 トヨタのフラッグシップSUVである「ランドクルーザー」は、日本のみならず世界中で人気のあるクルマです。

 そのランドクルーザーが誕生したのは1954年。60年以上という、国産車としてはもっとも長い歴史を持つクルマでもあります。

 ランドクルーザー誕生のルーツは1950年にまで遡ります。もともとは、自衛隊の前身である警察予備隊と当時のアメリカ占領軍が、日本産の小型四輪駆動車を発注したことから始まりました。

 当初は「トヨタ ジープBJ」という名前でしたが、商標権の問題で1954年にランドクルーザーに改名されました。LAND(大地を)CRUISER(進む者)という車名はその名のとおり道なき道でも突き進めるクルマという意味が与えられています。

 その後、ランドクルーザーは長い年月をかけて進化をしています。歴代モデルの途中には、乗用車テイストをさらに強めた「プラド」や、プラドとシャシを共用した派生車種「FJクルーザー」も登場。また、ランドクルーザー80系をベースとしたレクサス初のプレミアムSUV、初代「LX450」が北米で発売されました。

 ランドクルーザーがいまでも世界中で人気な理由として、長年築き上げてきた「悪路走破性」や「耐久性」が挙げられます。

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3件のコメント

  1. GT-Rは日産を代表する天然記念物的希少生物。代数的にもう一台の日本の宝「センチュリー」と並べたらいかがですか。ランクルやロードスターは、そんな心配はいらないモデルです。とにかく、何とかしてGT-Rを記事にしたくて、並べる車を探しただけ。

    • 代数 ⇒ 台数 入力間違い

  2. 宝と評するなら車種より開発に携わった開発陣だろ
    例えば同じセルシオでもUCF10型セルシオや最終マークⅡとか
    V35のような外国企画のメタボ車にスカイラインを命名させてる錆び付いたような価値観で宝と呼んでよいのだろうかね?
    R32GT-Rにアテーサが必要だったか疑問も残るしね
    セルシオも20型で車重を軽く音を車内に意図して通すと言った辺りは進化だが、それ以外は10のキープか退化だしね
    つまり車は車種による信者になるのではなく自分で確かめて感じることが要になるのではないかな?
    売れなかった車にも名車はあるしね

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