人気小型ワゴン買うならどっち? トヨタ「ルーミー」とスズキ「ソリオ」の似て非なる違いとは

安全性能、グレード、価格にはどのような違いがある?

 近年、さまざまな機能が登場している安全機能や運転支援機能では、どのような違いがあるのでしょうか。

 ルーミーは、予防安全機能「スマートアシストIII」が下位の1グレードを除き標準装備されていますが、オプション装着はできません。

 対するソリオは、予防安全技術「スズキセーフティサポート」が下位2グレードを除き標準装備化されており、この2グレードにオプション設定で装備することが可能です。

 そのほか、オートハイビーム機能や前後誤発進防止機能、車線逸脱警報機能など、近年多くのメーカーでも装備されているものは基本的に備わっています。

 以前までは、ソリオの方が安全装備において充実しているといわれていましたが、ルーミーも2018年末にマイナーチェンジをおこない安全装備が充実したため、安全機能や運転支援機能では大きな差はありません。

スズキ「ソリオ」のデュアルカメラ
スズキ「ソリオ」のデュアルカメラ

 また、グレードや価格(消費税込)では、ルーミーは全6グレード(特別仕様車除く)で146万3400円から196万5600円です。対するソリオは、全5グレードの145万9080円から223万1280円となります。

 下位グレードは同価格帯ですが、上位グレードには約20万円の差があります。これは、前述のハイブリッド車の有無によるものです。

 今回の比較では、性能の優劣という観点では決定的な差は見られなかったものの、燃費性能を求めるならソリオ、パワーや収納性能を求めるならルーミー、というそれぞれの持ち味が明確になりました。

 しかし、販売台数においてルーミーが圧倒的に上回っているという事実は、コンパクトトールワゴンを選ぶユーザーにとっては収納性能が重要な要素の1つであることを物語っています。

 元祖コンパクトトールワゴンとして長年愛されているソリオと、後発ながら爆発的人気を誇るルーミーは、似たようなコンセプトを持ちながら、個性が違うクルマといえます。

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1件のコメント

  1. 圧倒的にルーミーが上回っているのは、収納力じゃなく、トヨタの販売力でしょう。
    ダイハツやスバルから出ている同車種はそれまでの売り上げではない。
    ソリオを真似て作ったが突貫工事で、成熟度は圧倒的にソリオの方が上でしょうw

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