夏のガス欠トラブルに注意! 高速道路上のガス欠は交通違反になる可能性も
ガス欠の後遺症が原因で起こるトラブルとはどんなもの?
走行中に燃料切れを起こしてそのまま走行すると、クルマへのダメージを及ぼす原因となり、燃料ポンプなどの寿命が短くなる可能性があります。
燃料ポンプは、燃料タンクからエンジンに必要な燃料を供給する部品です。エンジンが動いている間は、常に燃料ポンプのモーターは高速で回転しているため、モーターの潤滑と冷却には燃料に含まれている油分が大切な役割を果たします。
しかし、燃料切れを繰り返すと燃料ポンプは空転して、モーターの潤滑性が失われ摩耗などによる故障の可能性が高まります。
とくに、ディーゼルエンジンでは燃料パイプ内にあるはずの燃料が空となってしまうため、パイプ内には空気が入ります。
空気が混入すると燃料を吸い上げなくなるため、パイプの空気抜き作業が必要になります。この空気抜きは、さまざまなエンジン主要部品に悪影響が出ることがあるため、ディーゼル車で燃料切れになった場合は販売店などに持ち込むことが推奨されます。
また、ガソリン車のガス欠に対し、EV(電気自動車)が走行用の電力を使い切ってしまうことを電欠といいますが、これも避けた方が良いトラブルです。
バッテリーが空の状態で長期間放置すると、バッテリーの早期劣化につながるといわれています。基本的にバッテリーの充電回数は少ない方が良いとされ、充電し過ぎもバッテリーのために良くありません。
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夏場の燃料切れは、さらなるトラブルのきっかけになるかもしれません。そのためにも、出かける前には必ず細かなチェックをすることが大切です。
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