トヨタ「アルヴェル」はなぜ人気? 購入者が本音で語る良し悪しとは
トヨタの人気のミニバン「アルファード/ヴェルファイア」のオーナーに直撃取材。購入者が本音で語る、アルファード/ヴェルファイアの長所と短所はどのような点なのでしょうか。
トヨタの高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」
トヨタが誇る「アルファード/ヴェルファイア」は、いまや高級ミニバンの王者として君臨しています。
標準仕様/カスタム仕様やガソリン車/ハイブリッド車、7人乗り/8人乗りなど、多彩なモデルをラインナップし、価格(消費税込)は337万6080円から750万2760円。ミニバンとしては高額ではあるものの、2018年の販売台数は、アルファードが5万8806台、ヴェルファイアが4万3130台と、好調に売り上げを伸ばしています。
アルファードとヴェルファイアは、なぜそんなに人気があるのでしょうか。実際に購入したオーナーに、良いところと悪いところを語ってもらいました。
良いクルマを長く乗りたい、アルファードのオーナー心理
埼玉県在住で公務員のOさん(50代・男性)は、安定した職業である一方、世間体も気になるという立場から、長く乗るつもりでアルファードを購入。グレードは、比較的お手頃な「G 2.5リッター 4WD」を選びました。
Oさんはアルファードの良いところについて、次のようにいいます。
「広々とした室内空間で大人数が乗れるので、親子3世代で一緒に移動できるのがうれしいです。
最近では子どものクラブ活動の際に、友人たちと一緒に送り迎えできるので重宝しています。しかもアルファードは高級感があり、たまに出かける接待ゴルフにも対応できます。
ボディがスクエアな形状なので、狭い道での取り回しや切り返しなどでも意外と車両感覚をつかみやすいです」
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2016年12月のマイナーチェンジで押し出し感の強いオラオラ顔になったアルファードですが、個性的なイメージのヴェルファイアと比べ、伝統的な「トヨタの高級車」の香りがするのも多くの人に支持されている理由です。
また、Oさんはアルファードの残念なところについて、次のようにコメントします。
「2.5リッターのエンジンは必要十分ではあるものの、もう少しパワーが欲しかったです。また、最低地上高が160mmと高くないので、縁石や路面の段差など、気を遣う場面も多いです」
ミニバンは、1990年代から日本で普及し始めましたが、当初はベースが商用車と共有だったこともあり、とにかく非力でした。タダでさえ非力なエンジンにもかかわらず、装備を充実させたことで重量が増加したため、上り坂での走行が苦手というモデルも存在していました。
現在アルファードに搭載される2.5リッターエンジンは182馬力を誇りますが、車重が2t以上あるので、やはりキビキビ走るとはいかないようです。
また、最低地上高は160mmと一般的な高さですが、着座位置が高いこともあって、カメラなどで確認しないと車両の周辺を確認するのは難しいといえます。
ホイールベースが長いのも、広々とした室内空間を得られるというメリットがある一方、前後の内輪差や路面のデコボコなどでクルマの下部分やサイドスカートなどを擦りやすいというデメリットにもつながるので、注意が必要です。
アルファ-ド、ヴェルファイアは非常に高級感がありますが、私はドキュン仕様が多いと思い近寄らないようにしています。
Oさんは、公務員なのに、接待ゴルフがあるんですね。
記事よりも、そちらが気になりました。
こんなクルマが"高級車"だと思ってる人間は哀れだ。