ホンダのSUV買うならどっち? 売れ筋「ヴェゼル」と米国帰りの「CR-V」の違いとは

使い勝手や乗り心地などの、「快適性」を比較

 ヴェゼルは、ガソリン仕様、ハイブリッド仕様ともに5人乗りのみですが、コンパクトサイズSUVのなかでは随一の居住性を誇ります。

 リアシートは、ゆったりと座ることができるために長時間のドライブでも疲れにくいほか、ラゲッジスペースは393リットルを確保し、ワイドで低い開口部のため大きな荷物の積み下ろしも簡単です。

 対するCR-Vは、5人乗りをベースとしながら、ガソリン仕様には3列7人乗りの設定があります。ハイブリッド仕様は、5人乗りのみですが、荷室容量499リットルと大きく、リアシートを倒してフラットにすれば最大荷室長が1830mmにもなり、 趣味や仕事の道具など、大きな荷物を積むことが多い人にもCR-Vは頼もしい存在といえます。

 そのほか、快適・便利装備を比べるとCR-Vにはドライバー2名分のシート位置を記憶する「ドライビングポジションシステム」や、足の動作で自動開閉する「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」など、ヴェゼルには設定されない上級装備が豊富です。

 CR-Vのコンセプトについて、開発責任者である永留高明氏は、次のように述べています。

「世界の誰もがどんな環境で乗っても安心で快適な移動を提供したい。つまり、誰にでも使えるストレスフリーな究極の普通のクルマを作りたい、という思いで開発しました。もっとも力を入れたのが、徹底的に磨きあげたダイナミック性能です。

 さまざまな環境、そしてシーンを具体的にテストすることで、細部まで磨き上げました。すべての面において先代を格段に上回る性能が与えられています」

ホンダの「CR-V」(奥)と「ヴェゼル」(前)
ホンダの「CR-V」(奥)と「ヴェゼル」(前)

 すべてが一新された「CR-V」か、熟成が進む「ヴェゼル」か。じつは悩ましい選択かもしれません。そのため、使用用途によって、選ぶポイントが変わってきます。

 乗車人数が少なく、街乗りがメインで、価格や燃費を重視するのであれば、ヴェゼルを選ぶのが賢明です。しかし、乗車人数が多く、街乗り以外にも山道などの悪路を走る機会が多いというのであれば、安定した走りが可能なCR-Vがおすすめといるでしょう。

 最後に価格面(消費税込)では、ヴェゼルのガソリン車が207万5000円から290万3040円、ハイブリッド車は246万円から281万円です。CR-Vのガソリン車が323万280円から403万560円、ハイブリッド車は378万4320円から436万1040円となっています。

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1件のコメント

  1. 車格は大きく違うがガソリン車なら自動車税は同じ34500円だ。

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