ホンダのSUV買うならどっち? 売れ筋「ヴェゼル」と米国帰りの「CR-V」の違いとは
ホンダから2018年8月に発売された新型「CR-V」と、同社人気コンパクトSUV「ヴェゼル」。乗り心地や日常の使い勝手などの違いはどのようなところにあるのでしょうか。
ホンダの2大SUVである、ヴェゼルとCR-V
ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」と約7年ぶりに日本市場へ復活したホンダのミドルサイズSUV「CR-V」は、同社を代表するSUVモデルです。
サイズ感は違いますが、グレード展開などに似ている部分もある両車。ほかにはどのような違いがあるのでしょうか。
売れ筋モデルのヴェゼルは、約6年前の2013年に登場。以降、数回の改良を重ね、2018年2月のマイナーチェンジでは、デザインの進化や先進の運転支援システム「Honda SENSING」の標準装備化をはじめ、主にハイブリッドモデルの加速フィールが改良されました。
一方のCR-Vは、米国で2016年に5代目モデルへとフルモデルチェンジ。その2年後に日本市場へ投入されています。両車の日本における販売台数は、2019年上半期(1月から6月)でヴェゼルが14位(3万3445台)、対するCR-Vは39位(9590台)となり、大きな差があります。
両車のグレード展開は、どちらもガソリン仕様とハイブリッド仕様に2WD・4WDをラインナップ。ボディサイズでは、ヴェゼルが全長4330㎜×全幅1770㎜×全高1605㎜に対して、CR-Vは全長4605㎜×全幅1855㎜×全長1680㎜です。
ヴェゼルはコンパクトSUVのため、最小回転半径は5.3mです。一方のCR-Vは5.5mとなり、狭い道でのすれ違いやUターン・車庫入れなどではヴェゼルの方が扱いやすいといえます。
全高はCR-Vが75mm高く、アイポイントは60mm高い位置にあるため、ボンネットの両端が確認できるので車両感覚も掴みやすいです。
パワートレインについて、ヴェゼルのガソリンエンジンは、パワーと低燃費を両立した「1.5リッター i-VTEC エンジン」と、発進や高速合流などに余裕のパフォーマンスをおこなう「1.5リッター VTEC TURBO エンジン」の2タイプを用意。
ハイブリッド車は、「1.5リッター i-VTECエンジン」に、ホンダ独自のハイブリッドシステム「i-DCD」を組み合わせています。i-DCDは、1モーターのハイブリッドシステムで、小型軽量で高効率であることが特徴です。
カタログ燃費(JC08モード)は、ガソリン車が17.6㎞/Lから21.2㎞/L、ハイブリッド車が21.6㎞/Lから27.0km/Lです。
CR-Vのガソリンエンジンは、低速から力強く加速することのできる「1.5リッター DOHC VTEC TURBO」を採用。ハイブリッド車は、3リッターエンジン並みのトルクと、クラストップの低燃費を実現する「i-MMD」を「2リッター DOHC i-VTEC」と組み合わせています。
i-MMDは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステムで、「EVドライブ」「ハイブリッドドライブ」「エンジンドライブ」の3つのモードを、瞬時に切り替えることが可能なシステムです。
カタログ燃費(JC08モード)は、ガソリン車が14.6km/Lから15.8㎞/L、ハイブリッド車は25.0㎞/Lから25.8km/Lとなっています。
車格は大きく違うがガソリン車なら自動車税は同じ34500円だ。