スバル車にはなぜ青色多い? イメージカラーが青のクルマが持つ個性とは
それぞれのクルマには、イメージカラーというものがあります。一般的には「黒」や「白」が人気色ですが、今回は「青」をテーマにしたクルマを紹介します。
気分を高める自分好みの「色」とは
自動車メーカーが販売するクルマには、個々のブランドやモデルが持つイメージカラーがあります。例えば、スバルといえば青のカラーが有名なブランドとして知られており、世界的にも「スバルブルー」は周知されています。
クルマの個性とイメージカラーにはどのような関係性があるのでしょうか。
スバルブルーのなかでも有名とされているのが、「WRブルー」です。WRブルーは、WRCにスバルが参戦していた時代に使用されていた、ワークスマシンの青のカラーリングが起源です。WRブルーは2代目インプレッサからイメージカラーとして採用され、現在の「WRX STI」もイメージカラーとして使用しています。
現在、発売されているWRX STIは、1992年に登場した「インプレッサ WRX」が、2007年におこなわれたフルモデルチェンジで独立したモデルです。
インプレッサと棲み分けをおこなうために、スポーツモデルとしてWRX STIが登場。初代WRX STIでは、青系のカラーとして「WRブルー・マイカ」と「プラズマブルー・シリカ」の2色が設定されていましたが、2014年に発売された2代目WRX STIは、「WRブルー・パール」のみの設定となっています。
ちなみに、現在では「WRX S4」と「BRZ」にも「WRブルー」が設定されています。
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世界中のクルマ好きからは、アルピーヌ「A110」が青のイメージとしてあるかもしれません。
フランスの自動車会社であるアルピーヌは、1956年にフランスのレーシングドライバーであるジャン・レデレが設立しました。アルピーヌは、ルノーのチューンナップやレースバージョンを手掛けており、アルピーヌの代表的車種ともいえるA110は、「ルノー 8」がベースとなっています。
そんなアルピーヌ A110は、1963年から生産されていた、青いボディカラーが特徴のスポーツカーです。軽い車重と後輪駆動によるトラクションによって、数々のラリーで好成績を収めたA110は、ラリー界で話題となり1973年に初代WRCの優勝を果たしました。
1977年に一度は生産が終了となったA110ですが、2017年にファン待望の復活をしました。2代目A110は、初代A110をモチーフとしつつも、現代的なデザインと機能を融合させることを目指したとしています。
現在発売されているA110には、ピュアとリネージの種類があり、どちらもアルピーヌのイメージカラーである「ブルー アルピーヌ」を選択することが可能です。また、限定車として「ブルー アルピーヌ」よりも深い青色となっている、「ブルー アビス」の販売が予定されています。
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