スズキ「クロスビー」と「ハスラー」 似て非なる人気モデルの違いとは
最強のクロカン4WDが新型に進化した ジムニー
2018年6月に登場した4代目ジムニーですが、いわずとしれた日本を代表するクロスカントリー4WDモデルです。初代は1970年の発売ですから、すでに半世紀近い歴史をもっています。
道なき道を走破するために、ジムニーは伝統のメカニズムを受け継いでいます。梯子型の頑強なフレーム(ラダーフレーム)やパートタイム式4WD、機械式副変速機、3リンクリジッドアクスル式サスペンションなどがそれです。
新型となり、ラダーフレームにX型のメンバーを採用し、ねじり剛性をアップしたりと、悪路走破性を高めているのも特徴です。
また急な下り坂でブレーキを自動制御して安全に定速で走行するヒルディセントコントロールや、坂道発進時に後退せずに発進できるヒルホールドコントロール、さらにはXCグレードにはクルーズコントロールシステムを装備するなど、オフロードでの走りだけでなくオンロードの快適性能も用意されているのも、時代を感じます。
全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmというボディサイズです。これに64ps/96Nmを発生する658cc直3ターボエンジンを搭載しています。軽自動車なので乗車定員は4名です。価格帯は145万8000円(XG、5速MT)から184万1400円(XC、4速AT)となります。
また、ジムニーのボディに102ps/130Nmを発生する1460ccの直4エンジンを搭載したモデル「ジムニーシエラ」もあります。このモデルは当然、軽自動車ではなく小型車登録になりますが、ボディがジムニーと同じため、乗車定員は4名です。価格帯は176万0400円(JL、5速MT)から201万9600円(JL、4速AT)となります。
こうして、クロスビーとハスラー、ジムニー/ジムニーシエラと比べてみますと、車両価格帯も近いため、スズキのディーラーに新車を購入するために来店する人が、どれにしようか迷ってしまうイメージがありますが、実際にはコンセプトが異なるため、そういう人は少ないそうです。
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【了】
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