オジサンたちの憧れ? バブル期に登場した国産名車5選
1980年代を舞台にしたヤンキードラマが人気になり、ファッションも当時のオーバーサイズを現代風にアレンジするなど、いま80年代がアツい注目を集めています。そんな時代に登場した、「頑張れば手が届きそう」だった名車をご紹介します。
運転する楽しさを現代にも受け継ぐ、世界的な国産名車たち
1980年代は、アメリカの経済が低迷するなか、日本が経済的に世界トップになるほどの成長を見せた時代でした。日銀が円高不況対策として金利を大幅に引き下げた結果、銀行の貸付や不動産投資、証券投資などが過剰なまでに白熱し、バブル景気につながっていきます。
当時は、いかにオシャレなファッションに身を包み、素敵なレストランで食事するか。デートに使われるクルマで女性が男性を選ぶなど、日本中が浮かれまくっていました。そんな時代背景を受けて、コストも手間もかけたクルマが続々と登場しました。
そしてそのコンセプトは、現在のクルマにもしっかり受け継がれています。今回は、現代でも魅力的で、しかも中古で買える「名車」たちをご紹介します。
●マツダ「ユーノス・ロードスター(NA型)」
当時の国産車には「280馬力規制」がありましたが、世界のスーパースポーツカーに負けないほどハイパワー競争を繰り広げていました。
そんななか、清涼な風のごとく「人馬一体=クルマを操る楽しさ」をコンセプトに1989年に登場したのが、マツダ「ユーノス・ロードスター」です。
ハイパワー志向のターボや大排気量&多気筒エンジンがもてはやされるなか、全長3970×全幅1675×全高1235mmのコンパクトなボディに120馬力を発生する1.6リッターの直列4気筒DOHCエンジンを搭載したオープンカーは、少しクラシカルな印象を与えるフォルムで登場しました。
1トンを切る軽量さ、FR駆動を採用した自然なドライブフィーリングで、「見た目もオシャレで、パワーがなくても楽しい」と当時の人々に気付かせたのです。
ユーノス・ロードスター登場の衝撃は世界を巡り、その後BMWが「Z3」を、ローバーは「MGF」を、フィアットは「バルケッタ」など、同じコンセプトのコンパクトなオープンカーが数多く誕生したほどです。
「人馬一体」を具現化したロードスターは、現在4代目が登録車として日本唯一オープンスポーツの歴史を守り続けています。
本格的な走行性能を秘めたスペシャリティカー
●日産「シルビア(S13型)」
1989年から1991年にあった好景気、いわゆるバブル景気の時代は、良いクルマが男のステイタスでした。当時は「デートに誘う=クルマで迎えに行く」が定番で、どんなクルマに乗っているかが男としての価値に直結した時代。デートにふさわしいオシャレなクルマ、いわゆるスペシャリティカーの全盛期でした。
そんな時代の影響を受けて登場したのが、5代目の日産「シルビア(S13型)」です。2ドアクーペで近未来的なデザイン、低い全高などのスペシャリティカーに求められる要素を盛り込みつつ、走行性能にも優れるFR駆動を採用。
新開発のリアマルチリンクサスペンションを搭載するなど、走る楽しさをも併せ持ったスポーツカーとして人気を集めました。
この5代目シルビアは型式名で「S13」と呼ばれており、全長4470×全幅1690×全高1330mmのコンパクトなボディを持っています。とくにターボエンジンを搭載した「K’s」グレードのMTモデルは、今でもドリフト愛好家などから好まれています。
走りの性能が高いシルビアですが、当時の日産はスポーツカーではなく「デートカー」としての側面をウリにしていたため、走行性能がやや低い自然吸気エンジン搭載グレードが1番の売れ筋でした。
なぜレガシィの画像がツーリングワゴンじゃ無いの(泣)
は?こんな車、全然欲しくなかったけど?ズレてない?
あなたがズレているだけ。何があったか知らないけど、この場で八つ当たりしないで。
よう売れた車たちです。でも、記事書いた人が若いのかなあ。
1.レガシーの写真は、おっしゃる通り、やっぱりツーリングワゴンでしょう。
当時セダンのレガシーはレア物でしたし。
2.ソアラの写真も上がゴールドのものを使ってほしかったなあ。
シーマも欲しいなあ。