消えたはずの名車がまだ売っていた!? 海外で生き残ったクルマ5選
スポーツモデルも普通のクルマになって生き残る
●三菱「ランサー」
三菱「ランサー」といえば、1973年に発売された初代からラリーをはじめモータースポーツで活躍し、スポーティなセダンとしての地位を確立しました。
近年では超高性能な4WDスポーツセダン「ランサーエボリューション」シリーズが人気でしたが、2016年に販売を終了。それに先立って2010年にランサーも国内販売を終了し「ギャランフォルティス」に統合されます。
その後、ランサーの名は台湾で販売されている「グランドランサー」として残っていますが、じつはオーストラリアで、国内で販売していたギャランフォルティスがランサーとして販売が継続していたのです。
オーストラリアのランサーは2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、スペック的にはギャランフォルティスとほぼ同じとなっています。
なお、スポーティなモデルはラインナップされず、全グレードともCVTのみです。
●トヨタ「レビン」
かつて、トヨタ「カローラ」のスポーティグレードといえば「レビン」です。初代カローラレビンの「TE27型」や、FR車として最後の「AE86型」、レビンの最終モデル「AE111型」など、歴代レビンはどの時代も先端をいくスポーティカーでした。
2000年にレビンが消滅してしまうと、その後はカローラシリーズにはスポーティなグレードは設定されず、2018年発売の「カローラスポーツ」でも、レビンは設定されませんでした。
ところが、2018年、中国の広州国際モーターショーにおいて新型カローラシリーズが発表され、レビンも同時に登場しました。
車名はトヨタ「レビン」としてカローラの姉妹車にあたり、ガソリン車とハイブリッドがラインナップされ、外観もカローラに比べてスポーティな印象となっています。
ただし、レビンはカローラに比べて高性能なエンジンを搭載しているわけでなく、かつてのレビンのようなモデルではありません。
※ ※ ※
今回紹介したクルマの名前は、往年の名車ばかりです。かつて一時代を築いたモデルもあります。
しかし、古さを感じてしまう名前だったのか、メーカーは残さない決断をして、日本の市場から消滅してしまいました。
もし残っていればどうなったかは、わかりませんが、もう少し伝統を重んじてもよいのかと思いました。
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【了】
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