マツダ3とアクセラの違いは? 車名以外にも大幅進化したポイントとは
新エンジン「SKYACTIV-X」はディーゼルとガソリンの良いとこ取り
マツダ3のパワートレインは、アクセラからどのように変化したのでしょうか。

アクセラで設定されていたものは、2.2リッターのディーゼルエンジンと1.5リッター/2リッターのガソリンエンジンです(マイナーチェンジによってエンジン数は変化)。また、セダンにはトヨタからシステム供給を受けたハイブリッドモデルが設定されていました。
一方、マツダ3に採用されているのは1.8リッターのディーゼルエンジンと1.5リッター/2リッターのガソリンエンジン、そして2リッターのSKYACTIV-Xエンジンです。
SKYACTIV-Xエンジンの特徴は、独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を採用が採用された点です。これによって力強いトルクが特徴のディーゼルエンジンの良さと、高回転までスムーズに伸びていくガソリンエンジンの良さを兼ね備えた走りが実現されました。
SKYACTIV-Xエンジン仕様には、マイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」が搭載されています。一方、トヨタのハイブリッドシステムが搭載されたモデルが、マツダ3ではラインアップから外れました。
SKYACTIV-Xエンジン搭載グレードは、ほかのグレードより遅れて2019年10月の発売が予定されています。
最後に2台の価格を比較します。
アクセラの最終型の新車時価格(消費税込、以下同様)は、どちらのボディタイプも182万5200円から331万200円でしたが、マツダ3ではファストバックが218万1000円から362万1400円で、セダンが247万円から355万1200円です。
セダンの価格が大きくあがったように見えますが、これはアクセラには存在したセダンの1.5リッターガソリンエンジン仕様がマツダ3では廃止され、2.0リッターガソリンエンジン仕様がセダンのエントリーモデルとなったためです。
しかし、アクセラスポーツとマツダ3ファストバックのエントリーモデル(1.5リッターガソリンエンジン仕様)同士で比べたときでも、価格が上昇していることは否めません。
※ ※ ※
クルマの形自体は、大きく変わらない3代目アクセラとマツダ3ですが、デザインやスペックを細かく見るとさまざまな部分が変化していることがわかります。
デザインや設計の思想にも変化した部分があることから、この2台の違いには今後のマツダのクルマ作りの方向性も表れているといえるかもしれません。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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