トヨタ・ランクルプラドの兄弟が迫力増した? レクサス「GX」2020年モデルが登場
日本では発売されていないレクサス「GX」の2020年モデルが北米で発表されました。GXは「LX」と「RX」の中間にあたる大型SUVで、トヨタ「ランドクルーザープラド」の兄弟車です。2020年モデルはどのようなモデルなのでしょうか。
「ランクルプラド」の兄弟車「レクサス GX」の新型モデルが登場
北米トヨタは、レクサスの大型SUV「GX」の2020年モデルを発表しました。
GXは「LX」と「RX」の中間にあたるモデルで、「ランドクルーザープラド」の兄弟車です。海外では2003年から販売されており、現行モデル(2代目)は2009年に登場しました。なお、日本では未発売のモデルとなります。
今回発表された新型GX(2020年モデル)は、スピンドルグリルのデザインが変更されました。水平基調のメッキデザインがブラックのメッシュタイプになり、より迫力のあるフロントマスクになりました。
また、トリプルビームLEDヘッドライトが採用され、新しくなったグリルを際立たせています。
さらに、ロアグリルやサイドミラー、ツヤ消しブラックのエキゾーストチップ、ガンメタ仕上げの19インチアルミホイールを装備する、特別感のある「スポーツデザインパッケージ」も用意されました。
内装はラグジュアリー3列シートSUVにふさわしく、シートヒーター&ベンチレーション付きのフロントシートを装備。「スポーツデザインパッケージ」では2列目キャプテンシートが装着されるなど、7人が快適に過ごせるレクサスのクラフトマンシップあふれる豪華な内装としています。
また、厳選された素材で作られたウッド&レザーステアリング(ヒーター内蔵)や、セミアリニン本革シートなども装備。「プレミアム」「ラグジュアリー」グレードでは、サペリウッドとアルミを組み合わせたエレガントな仕様もラインナップされました。
エンジンは、301馬力を発生する4.6リッターV8エンジンを搭載。駆動方式はフルタイム4WDで、センターデフにトルセンLSDを採用。路面状況や走行状態に応じて前後のトルク配分を最適にコントロールします。
さらに、KDSS(Kinetic Dynamic Suspension System)を搭載し、ロールを抑えるスタビライザーの効力を状況に応じて自動制御することで、オンロード・オフロードのハンドリング性能と乗り心地を向上。また、アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)も採用し、ショックアブソーバーの減衰力を最適に制御して快適な乗り心地と操縦安定性を両立しました。
「オフロードパッケージ」では、オフロード走行を補助するマルチテレインセレクトが装着され、タイヤの空転やスタックなど、路面の状況に応じた走行支援を5つのモードから選択することが可能となります。
安全装備として、運転支援システム「Lexus Safety System+」を搭載。歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティや車線逸脱警報、インテリジェントハイビーム、ダイナミックレーダークルーズコントロールなどが含まれています。
【了】
トルセンLSDは最適なトルク配分なんてできないよ、急加速やカーブや何れかの軸が空転をしたときの回転差を機械的に反応良く抑制させるのが目的
i-fourのような電気的な制御はレスポンスに欠けるのでセンターデフに用いるのは実用的ではない
クラウンハイブリッドやレクサスLSなどのAWDは意外にもトルセンを用いているがガソリン系のクラウンはi-fourを採用している