約4割の歩行者が信号無視? 「乱横断」など車だけでは対処できない交通トラブルの実情
昨今、問題となっている交通事故やトラブル。クルマを運転する側と歩行者側、どちらも正しい交通マナーを守らない限り解決しない問題です。今回、「歩行者と自転車、自動車の交通マナー」が実施されました。果たして、どのような結果が出たのでしょうか。
クルマの交通トラブルに対する運転手の安全意識は?
最近は、ペダルの踏み間違いや煽り運転、逆走問題など交通事故の話題が頻繁にニュースなどで取り上げられるほど社会問題になっている交通トラブル。
そんななか、道路交通法とは異なる「ご当地ルール」などの交通マナーに関する話題も盛んにSNSなどに投稿されています。実際のユーザーは、交通ルールやマナーについて、どのような安全意識を持っているのでしょうか。
今回、GPSなどの位置情報によって危険を未然に防ぐ児童見守りサービス「みもり」を運営するドリームエリアは、2019年6月18日に「歩行者と自転車、自動車の交通マナー」に関するアンケート調査結果を発表しました。
昨今ニュースでも話題になることの多い子どもの通学路。「登下校時間のスクールゾーンにクルマが侵入しているのを見かけることがありますか?」という質問に対しては、約50%の人が「ある」と回答。多くの人が、通学路の危険性を認識していることが予想できました。
これらの結果に対して、ドリームエリア代表の寺下氏は次のようにコメントしています。
「登校時間に、通学路とわかっていながら抜け道として利用する人もいますが、標識の見落としも多いと思われます。スクールゾーンの入り口に看板を設置し侵入を防止するエリアもありますが、登下校時間帯の協力者が不足しているエリアでは、看板設置出来ないところも多いようです。
行政負担による監視員の設置や、標識を目立たせること、ドライバー自身の意識向上が必要だと思われます。また、意外と知られていないのがスクールゾーンであっても、警察署の通行許可証があれば通行できる場合があることです。『スクールゾーン=車は絶対にこない』ではないので注意が必要です」
一方で、クルマを運転する人に対して「信号のない横断歩道で歩行者が待っているとき、停止しますか?」と質問をしたところ、「後続車がいなければ止まる」(20%)、「低速で走っていれば止まる」(25%)と回答した人もそれぞれ約2割いることがわかっています。
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