「ターャジス」すぐ読めないトラックの逆向き看板なぜ採用? 救急車も鏡文字使う理由とは
救急車前面の文字が逆向きになっていることも
日本や海外の救急車・パトカーなど緊急車両の前面やボンネットに、「救急」「AMBULANCE」「市民病院」「POLICE」などと記されていることがあります。この場合、右から左に読むだけでなく、文字自体も反転されています。

救急車のボンネットに反転文字を入れている名古屋市によると、次のように説明しています。
「救急車前面には、左右を反転させた鏡文字で『急救』と入っています。これは前方にいる車両が、後方から近づく救急車をルームミラーなどで見ると、文字が反転した普通の状態に見えるので、接近してきた車両が救急車であることをわかりやすくするためです」
※ ※ ※
逆向き+反転の文字なら、緊急車両の前方を走るクルマのルームミラーやバックミラーでは正しく読める、ということなのです。
採用例は、愛知県名古屋市、一宮市、岩倉市、神奈川県横浜市など一部に限られるそうですが、どんなエリアでも運転中は常に周囲の音にも注意を払い、救急車など緊急車両が走行してきた際は道を譲ることを忘れてはいけません。
【了】
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
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