発売から6年経っても人気衰えず スズキ「ハスラー」が年内にも新型登場か
2013年に東京モーターショーで発表されて否や、たちまち巷で話題沸騰となり、現在も安定した販売を続けている人気車「ハスラー」。しかし、発売から6年経っていることからフルモデルチェンジの噂も出ています。次期型モデルは果たして、どんなクルマになるのでしょうか。
大ヒット作「ハスラー」、期待高まる次期モデルこそが難しい
2013年に開催された東京モーターショーのスズキブースで、「ハスラー」がお披露目されたときは大きな注目を集めました。クロスオーバーのトールワゴンという新しいコンセプトもさることながら、丸めヘッドライトを採用して、レトロ感を演出したというのは業界にとっても斬新でした。
その後の驀進ぶりはご周知の通りですが、驚きなのは、その人気が未だ衰えないこと。全軽自協がまとめた2019年5月の新車販売速報によると、ハスラーは2位のスペーシア、7位のワゴンRについで、なんと9位にランクイン。わずか5か月で2万5887台もの販売実績があるのは、デビューから6年も経ったモデルとしては驚異的です。
スズキ広報部は、この好調の要因を「毎年の特別仕様車発売と、新色の追加」としていますが、やはりユーザーを惹きつけているのは、他モデルにはない独特の雰囲気とスタイリングにあることは間違いありません。
そんなハスラーですが、やはり6年前のクルマ。いくら色褪せないとはいっても、性能的には前時代的になりつつあります。そのひとつがプラットフォームです。スイフトから採用されたこの新世代プラットフォームは、剛性や安全性をしっかり確保しながらも、驚異的な軽量化を実現したことで話題になりました。
すでに軽自動車でも、ワゴンRを筆頭にスペーシアやアルトシリーズで採用し、スズキ軽自動車のスタンダードとなりつつあります。このプラットフォームをハスラーが次期モデルで使えば、現行型以上の安全性とドライブフィール、そして低燃費を実現できることは間違いありません。
現行型ですでに、マイルドハイブリッドと全くメカニズムが同じであるS-エネチャージを採用しているハスラーですが、車重が大幅に軽量化できれば、ワゴンR以上の高燃費が期待できるのではないでしょうか。
第二のポイントが、安全システムです。現行型ハスラーには「デュアルカメラブレーキサポート」が付いていますが、ワゴンRやスペーシアなどの新世代車は「デュアルセンサーブレーキサポート」に変わっています。
ステレオカメラで、前方のみを検知するデュアルカメラブレーキサポートに対して、デュアルセンサーブレーキサポートはカメラ+レーザーレーダー+超音波センサー併用で、周囲のさまざまな危険を察知。
現行ハスラーには、このシステムの機能の一部である、ハイビームアシストや後退時ブレーキサポート、標識認識機能などが付いていません。ハスラーでも新型にスイッチする段階で、デュアルセンサーブレーキサポートが採用されるのは必至です。
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