車のルーフレールなぜ減少? 「パジェロ」にもあったRVブームの象徴が減った理由
今なお装備されているクルマも存在! その理由とは
しかしあまり目にしなくなった装備とはいえ、現在でも装着されているクルマは一定数存在しています。
三菱自動車の現行ラインナップで見ると、「エクリプスクロス」がルーフレールを装備しているほか、RVRやパジェロなどにルーフレールがオプション装備として設定されています。
これについて、先ほどの三菱自動車の担当者は次のように話します。
「エクリプスクロスは外装デザインを優先していることから、ビルトインタイプのルーフレールを標準装備で採用しました(レスオプション仕様も存在)。
またパジェロにもオプションで設定があり、装着率は23%と高い水準になっています。このことから、特別仕様車『ファイナルエディション』では特別装備として標準で装着しました」
また、同じ車種のなかで種類の違うルーフレールが設定されているクルマもあります。スバルはXVのルーフレールについて次のように説明します。
「XVでは、グレードに合わせて2種類のルーフレールを設定しています。『e-BOXER』を搭載した『アドバンス』グレードでは、モーター駆動ができる先進性を表現する目的から、薄いローマウントタイプのルーフレールを設定しています。
そのほかのグレードではラダータイプのルーフレールを設定して、SUVらしい雰囲気を演出しています」
※ ※ ※
かつては幅広く装備されていたルーフレールですが、現在でもクルマの強調されるポイントや性格に応じて装着され続けている装備だといえます。
【了】
パジェロとRVRがスバル車ってことになっちゃってます!汗
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。