車の運転中8割以上が「ヒヤッとした」 自転車同士の追い越しでレーンはみだし行為は違反?

交通ルール違反による事故が盛んに報道されるなか、自転車に乗る際の違反行為も問題視されています。「自転車レーン」上での自転車同士の追い越しは、クルマ側からみて「ヒヤッ」とする場面ですが、これは違反行為なのでしょうか。

8割強が自転車に「ヒヤッとした」と回答

 クルマの運転中に、自転車の急な動きにヒヤッとした人は少なくありません。クルマを運転する人を対象とした「自転車レーン」に関するアンケートでは、「ヒヤッとしたことがある」と回答した人の割合は83%に達しています。

一時停止をはじめ、クルマと自転車が互いに守るべきルールは多い

 回答したユーザーは、次のようにコメントします。

「自転車レーンを走る自転車が、先行する自転車を追い越す際に、後ろを見ることもせず大きくはみ出していたのを見たことがあります。車道を走る場合は車道の規則を、歩道を走る場合は歩道の規則を守るよう指導を徹底する必要があると思います」

 クルマと自転車では、自転車の方が「弱者」ともいえますが、多くのドライバーが怖い思いをしたことがあることがわかります。

 一方、道路が狭いなか「後付け」というかたちで自転車レーンを設けている事例が多いことから、専用のレーンがあったとしても自転車にとっても安全といえないのでは、という声も挙がっています。

「自転車レーン自体は悪くない方策です。ただ、道幅が狭いにも関わらず、無理矢理レーンを設けているため、自転車がちょっとでも外側に膨らんだら危険な道が多数あることが問題だと思います」

 また、自転車をよく運転する人は「サイクリストの立場でいえば、国道や幹線道路を走るのは恐怖です」と、交通量の多い場所で自転車の安全が十分ではないことを指摘しています。

 既存の道路環境が突如激変することは考えにくいことから、当面の間は細心の注意を払って運転することが一番の対策となります。道路標識の指示を含め、クルマと自転車が互いに交通ルールを遵守することが必要です。

【了】

自転車レーンにはいくつかの種類が! 写真で見る(10枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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