海外も注目? スカイラインGT-R予備軍の激熱スポーツモデル5選
「スカイライン」人気は衰え知らず!?
●三菱「GTO」
1990年に三菱は「スタリオン」の後継車として、ひと目でスポーツカーとわかるルックスが魅力の3ドアファストバッククーペ「GTO」を発売しました。
先進的な技術を盛り込んだ三菱のフラッグシップスポーツカーで、280馬力の最高出力と43.5kgmの最大トルクを発揮する、3リッターV型6気筒DOHCターボ「6G72型」エンジンを搭載。
大柄な4WDシャシを豪快に加速させることが可能で、日本車で初めてアルミ製4ポット異径対向ピストンブレーキキャリパーを採用するなど、まさにフラッグシップの名に恥じないクルマです。
1993年のマイナーチェンジではリトラクタブルヘッドライトから固定ヘッドライトとなり、フロントマスクの印象が変わっただけでなく、ターボを高過給圧化し最高出力こそ280馬力のままでしたが、最大トルクは43.5kgmまで高められ、国産車初の6速MTの採用により加速の鋭さと運転する楽しさが増しています。
ハイクラスなスポーティクーペですので、装備も贅沢そのものとなっていますが、ホンダ「NSX」や日産「スカイラインGT-R」、トヨタ「スープラ」など、280馬力カーの価格が高騰しているなか、GTOは比較的手頃な金額の中古車が多数存在します。
運転を楽しみたいのであれば、足周りも改良されたマイナーチェンジ後の6MT車を選択するのがよいのですが、今後発売されることのないリトラクタブルヘッドライトの前期モデルも人気が出そうです。
贅沢な装備のアメリカンスポーツ気分で乗るのであれば、イージードライブも可能なAT車がオススメです。
●日産「スカイライン25GT-TURBO」
エンジンを搭載した稀少性の高い特別なクルマとして高価な金額で取引されていました。
1989年に8代目スカイラインで復活した第二世代のGT-Rは、販売台数が多かったために稀少性が低く、数年前まで「R32型」は数十万円から入手することも可能でしたが、これも現在では簡単に手を出せない金額にハネあがっています。
しかし、スカイラインGT-Rほどの人気になっていない2.5リッターターボモデルであれば、GT-Rには及ばないもののパワーも十分にあり、スカイラインGT-Rよりも荒く扱われた確率も低いことから、普段使いもされる方には良いかもしれません。
2.5リッター直列6気筒DOHCターボの「RB25DET型」エンジン搭載の「R33型 スカイラインGTS25t」なら、中古車市場で人気薄のためお買い得感はあります。
しかし、やはり最後の直列6気筒エンジンを搭載したスカイラインであり、スカイラインGT-Rと同じ最高出力280馬力のスペックを持つ「R34型 スカイライン25GT TURBO」が、年式が新しいぶんトラブルも少ないと予想されるので、普段使いにもよいのではないでしょうか。
「スカイラインGT-R」が高値となったため、今後は歴代モデルと同様にGT-R以外のグレードの価格高騰も予測されます。「スポーティなスカイライン = 直列6気筒」と思われるなら、高騰が始まる前に検討してみてはいかがでしょうか。
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現在はまだ価格高騰が始まっていない特徴的なクルマについて紹介しましたが、現行モデルが失ってしまったものを持っているクルマたちは魅力的に見えるものです。
とはいえ、やはり古いクルマということもあり、トラブルや部品の入手性も考慮する必要があります。
何が自分にとって魅力なのか、何が価値あるのかを考えながら次のクルマを選ぶのも楽しみのひとつではないでしょうか。
【了】
アルシオーネとか夏場なんか乗ってらんねえぞw ピックアップにRX8とかかっこ悪い方のGTOを選ぶあたりイマイチズレてるなこの管理人