車の「日よけ」に差 前ガラス上部の色入れ、設定率8割と0割が併存する理由とは
「日よけ」をあえてつけない方針のメーカーも
一方、フロントガラスの「日よけ」を一切装備しない方針の自動車メーカーもあります。マツダは、現在販売されているすべての乗用車で半透明の日よけを採用していません。
使用していない理由について、マツダは次のようにコメントしています。
「フロントガラス上部の半透明の日よけは、弊社の最近のクルマでは採用を中止しています。開放感や視界などの点で不利となる場合があることが理由です。
そのうえで、乗員がまぶしいと感じる際にはサンバイザーを使って調整いただき、サンバイザーでカバーできないバックミラー付近についてはドット模様の日よけを設けています」
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このようにマツダは、乗員の開放感を妨げてしまう可能性があることから、あえて半透明の日よけを採用していません。
軽自動車や商用車などのOEM車の場合は供給元の方針に基づくものの、こちらも現在採用している車種はないということです。
このように、フロントガラスの「日よけ」は、自動車メーカーやクルマによって方針が大きく異なることがわかります。
愛車の細かい部分がどのような仕様になっているか、確認すると新たな発見があるかもしれません。
【了】
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色はグリーンがいい。昔は断熱ガラスの見分け方がティンテッド付きガラスだった気がする。