シルビアは神々しい名前だった!? 神や神話にまつわる名前が与えられたクルマ5選
神のダブルネームが与えられたクルマがある!?
●マツダ「タイタン」
マツダのトラック「タイタン」の名前はギリシャ神話に登場する巨大な体を持つ神々の兄弟姉妹を指す「ティーターン」を英語読みしたものとなります。
ティーターンを由来とした名称では巨大な豪華客船「タイタニック」があるほか、アニメ「Zガンダム」に登場する組織「ティターンズ」も同じ由来です。
マツダのタイタンは、1971年に自社設計のトラックとして発売されました。名前は巨大な神ですが、マツダでは大型トラックは扱っていないため、小型~中型トラックの名称として使われています。
なお、2004年に登場した5代目からはいすゞ「エルフ」をOEMとして供給されたモデルとなっています。
ちなみにマツダの英名「Mazda」は、西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、「アフラ・マズダー(Ahura Mazda)」が由来です。
したがってマツダ「タイタン」は神の名前がふたつ入った、じつにありがたい名前のトラックといえるでしょう。
●トヨタ「アバロン」
ケルト神話に登場する楽園の島から名前を取ったのがトヨタ「アバロン」です。「アーサー王伝説」ではアーサー王が伝説の島「アバロン」に渡って最期を迎えるということが記されています。
アバロンは1994年にアメリカで製造し、北米市場向けの大型セダンとして登場しました。日本には翌1995年にアメリカ工場製のものを右ハンドル化など行ない日本仕様にして導入しました。
北米ではフロントシートがベンチシートでコラムシフトという仕様もありましたが、日本ではフロアシフトのセパレートシートのみで、広い室内が特徴でした。
ただし、日本への導入はこの1代限りで、2000年に登場した2代目アバロンは日本では「プロナード」という車名で販売され、前席3人がけベンチシートとコラムシフトの6人乗りなども導入しましたが、セダンの人気の陰りもあり、2004年に販売を終了します。
日本では名前を変えて2度も最期を迎える不運なクルマでしたが、北米ではモデルチェンジが進み、現在もトヨタブランドの大型セダンとして販売されています。
【了】
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