「スカイラインGT-R」が数千万! 激しく価格が高騰している車5選

いま、20年から30年前のクルマの価格が世界的に高騰しています。もっと古いクルマも希少価値が高いクラシックカーとして、ここ数年でイッキに価格があがりました。そこで、現在、価格高騰が著しい絶版車のなかから5車種をピックアップして紹介します。

世界中で旧車の価格が高騰中!

 ここ数年で世界中の旧車、クラシックカーの価格が高騰しています。なかでも、1980年代から1990年代のクルマの価格高騰が顕著な状況です。

「スカイラインGT-R」の価格高騰は、このR32型から始まった

 理由はいろいろありますが、当時買えなかった人が買おうとして人気が出たパターンや、投機の対象となっているパターン。さらに国産車だと、日本専売だったモデルが海外で人気となっているパターンなどが考えられます。

 いずれにしても、一度高騰してしまった価格は、そう簡単に下がることはなさそうです。

 そこで、現在、価格高騰が著しい絶版車のなかから5車種をピックアップして紹介します。

●ホンダ「NSX」

「NSX」は新型の登場によって再評価されたのかも!?

 1990年にデビューした初代ホンダ「NSX」は、最高出力280馬力(5MT)を発揮する3リッターV型6気筒 DOHC VTECエンジンをリアミッドシップに搭載し、当時は「日本で唯一のスーパーカー」とも呼ばれました。

 バブル景気という背景もあり、当時の国産乗用車では最高額だった800万円(MT車)という高価格にも関わらず発売前から注文が殺到し、発売時にはすでに3年分のバックオーダーを抱えていたそうです。

 この初代NSXも2006年に生産終了になって、ここ数年で価格が上昇してきました。とくにMTモデルと、サーキット走行を視野に入れた「タイプR」の価格上昇が顕著です。

「タイプR」は3リッター、3.2リッターともに、生産台数が少ないこともあって、軒並み新車価格を上回る状況です。

 新型NSXが発売されても、やはり自然吸気による高回転型VTECエンジンは、まだまだファンを魅了し続けているのかもしれません。

●マツダ(ユーノス)「ロードスター」

手軽に乗れる旧車ということもあって人気再燃中の「ロードスター」

 1989年にマツダが展開していた5ブランドのひとつ「ユーノス」から初代「ロードスター」は発売されました。

 当時、国内で販売されていたオープンカーは、ほぼ輸入車が占めており、国産車のスポーツモデルは皆無といった状況で発売されたロードスターは、オープン2シーターという趣味性が強いクルマながら、170万円台と安く抑えた価格で、手軽に乗れるスポーツカーとしてヒットします。

 先に発売されたアメリカでも大ヒットを記録するなど、ロードスターは世界的に受け入れられ、後にポルシェやメルセデス・ベンツ、BMWなどもコンパクトなオープン2シーターを続々と発売するという一大ムーブメントにまで発展します。

 現在販売しているロードスターは4代目で、30年間途切れることなく販売されてきましたが、初代が著しい高騰を続けています。NSXと同様でMTモデルの人気が高く、走行距離が少ない個体は新車価格を上回るほどです。

 こうした背景もあってか、2018年からマツダは初代ロードスターの部品再生産と、レストアサービスを開始しました。

 実際に初代は現存数が多く2万台以上といわれていますので、現オーナーにとって部品再生産は朗報ですが、維持しやすいということで中古車価格のさらなる高騰が懸念されます。

●BMW「M3」

すでに国内の中古車は極端に数を減らしてしまった「M3」

 BMW「3シリーズ」のなかで、レースに勝つために作られたモデルが「M3」です。初代は1985年(欧州)に発売され、現行モデルにも5代目としてラインナップされています。

 M3は3シリーズの2ドアをベースとし、BMW M社によってエンジンとシャシ、内外装に手が入れられ、走行性能をアップさせているという共通点があります。

 なかでも初代M3は2.3リッター(後に2.5リッター)直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、迫力あるブリスターフェンダーの外装が与えられ、欧州や日本のツーリングカーレースで活躍します。

 この初代M3はレースでの輝かしい戦績もあって、またシリーズ唯一の4気筒エンジンで比較的軽量なことから、走り好きのユーザーに好まれますが、必然的に程度のよい個体は少なくなっています。

 欧米と日本で、程度のよい個体の価格が上がり続けているのが現状です。

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