いくらドライブが好きでも、渋滞も好きという人はほとんどいないでしょう。しかし、渋滞を確実に避けることは難しいものです。

　そんなときには、ゲームで気分転換するのがおすすめ。今回は、道具なしで気軽に楽しめる脳トレゲーム「テンパズル」を紹介します。

　テンパズルは、4桁の数字を計算式に取り入れて10にすることを目指す計算パズルです。「メイクテン」と呼ばれることもあるほか、鉄道の切符で同じ遊びができることから「切符パズル」とも呼ばれます。

　渋滞時、まわりをクルマで囲われている状況は、ナンバープレートに囲われている状態ともいえます。例題として、前のクルマのナンバープレートが「4-3-6-5」だったと仮定してやってみましょう。

　一般的なテンパズルのルールは以下のとおりです。

・足し算、引き算、掛け算、割り算（+、-、×、÷）を使用できる。同じ記号を何回使っても良い。

・数字の順番を入れ替えても良い。

・計算の順番を変えるカッコをつかっても良い。

・数字をつなげて2ケタ以上の数字にしてはいけない（例題の場合、『43』や『65』としてはいけない）。

　この「4-3-6-5」の例題では、「（3+6）-（4-5）」がひとつの答えとなります。この例題では、答えが100個以上あります。そのため掛け算・割り算を用いた方法を含め、他の解き方を思いついた人もいるかもしれません。

　例をもうひとつ出題します。「9-7-6-8」ではどうなるでしょうか。

　※ ※ ※

　この例題の回答法のひとつは「（6×（7+8））÷9」です。計算を進めると「90÷9」となり、その結果答えは10となります。この例題も複数の解き方があるものの、最初の問題より少し難しいと感じた方も多いのではないでしょうか。

　ナンバープレートのなかには、ハイフンが混ざっている場合もあります。その場合は、適宜ゼロを代入することによって、遊ぶことができます。

　また頭を使うゲームですから、クルマが動いているときにドライバー自身が遊ぶことは控えましょう。クルマが動かない渋滞時に楽しんでみてください。

【了】