小っちゃ、でも凄いんです! 全長3m前後しかない小さくても魅力的なクルマ5選
全長が短めに抑えられたクルマは、運転しやすいだけでなく見た目のインパクトも抜群。街で見かけた後、印象に残っているクルマも多いのではないでしょうか。今回は、これまで市販された超小型車5車種をピックアップして紹介します。
小さいことは良いことだ! 超小型車5つを紹介
「大は小を兼ねる」といわれる分野も多いですが、意外にもクルマの場合は当てはまらないこともあります。人や荷物をあまり積むことができない分、運転のしやすさや燃費の良さなど、多くのメリットを享受することができるのです。
とくに全長が3メートル前後に抑えられた超小型車は、そのメリットが色濃くあらわれます。今回はこれまで市販されてきた超小型車から5車種をピックアップして紹介します。
●メルセデス・ベンツ「スマート」
「スマート」は、メルセデス・ベンツの超小型車です。ラインナップには、2ドア・2人乗りの「フォーツー」と、ルーフを開閉できる「カブリオ」、そして4ドア・4人乗りの「フォーフォー」が存在します。フォーツーの全長はわずか2785mm(ブラバススポーツ)と、非常にコンパクトです。
スマートは、初代モデルが1998年にヨーロッパで販売開始され、2000年に日本へ上陸しました。
もともとは、カジュアル腕時計で知られる「スウォッチ」とのコラボレーション企画というルーツのクルマであるため、小さいだけでなくデザイン性やファッション性が高いことが特長です(現在はメルセデス・ベンツの独自ブランド)。現在販売されているモデルは3代目にあたります。
過去にはより多くのバリエーションがあり、カブリオをベースにドアやフロントガラスを取り去った「クロスブレード」(限定25台)や、ライトウェイトスポーツカーの「ロードスター」と「ロードスタークーペ」、そしてディズニーとコラボした「ミッキー ザ・トゥルー・オリジナル」などが登場。先進性・話題性の高いブランドでもありました。
メルセデス・ベンツは、今後スマートを電気自動車専用のブランドにすることを明らかにしており、ガソリンモデルは2019年で生産終了となります。
●トヨタ「IQ」
トヨタ「IQ」は、2008年から2016年まで販売されていた4人乗りの超小型車です。全長は2985mm(100G)と、4座分のシートを備えているにもかかわらず、3メートルを切っています。
後部座席を設けることを可能とした秘訣は、変速機やステアリング関連の部品、さらにエアコンユニットにいたるまでさまざまな機構の容積を小型化・最適化したことです。これにより、助手席を運転席より少し前にスライドさせることが可能となり、後席左側の乗員のスペースを確保することに成功。
さすがに運転席の後ろはやや狭めとなっているものの、大人3人&子供1人であれば快適に移動できる室内空間を実現しました。
このクルマもバリエーションが豊富で、初期ラインナップの1リッターエンジン仕様のほかにも1.3リッターエンジン仕様や、これをベースに走りの性能を磨いた「ガズーレーシング チューンド バイ MN」、後部座席をあえて外してシンプルに使えるようにした「2シーター」などが登場しました。
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