最後にひと花咲かせるか!? 有終の美を飾る特別仕様車5選
あっという間に完売した限定車2台
●三菱「ランサーエボリューション ファイナルエディション」
三菱「ランサーエボリューション」は、世界ラリー選手権(WRC)に参戦しチャンピオンになるために開発され、1992年に初代が発売されました。
その目論見通り、ラリーで数々の勝利を重ねましたが、第4世代である「ランサーエボリューションX」をもって、2015年に販売を終了してしまいます。
生産終了を発表した同年4月に、最終限定車として「ランサーエボリューション ファイナルエディション」の発売を発表。
限定数1000台で、最終モデルにふさわしくエンジンの改良により最高出力、最大トルクを向上させ、歴代最高となる313馬力、43.7kgmを実現します。組み合わされるトランスミッションは5MTのみでした。
また、高性能仕様のショックアブソーバー、ブレーキ、タイヤも採用されるなど、走りの質も向上させています。
2015年4月10日から先行予約を開始して、8月20日に完売が発表されましたが、実際には発表以前に完売していたようです。
●日産「スカイラインGT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」
2002年8月に生産を終えた「R34型 スカイラインGT-R」は、同年1月24日に最後の限定車「スカイラインGT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」の発売を発表。
限定数は合計1000台で、2月26日から発売としていましたが発売当日には完売が発表されるなど、異例の事態となりました。
スカイラインGT-R M・spec Nur/V・spec II Nurには、国内で行なわれた「スーパー耐久レース」などのベースに用いられた「N1仕様」エンジンに、ピストンやコンロッドといった部品を重量バランスの均一化を図った高精度バランス品が組み込まれていました。
さらに、限定車専用として300km/hまで刻まれたスピードメーターや、ゴールドに塗装されたシリンダーヘッドカバー、後部の立体エンブレムなどを採用しています。
当時の新車価格は「M・spec Nur」が630万円、「V・spec II Nur」が610万円(どちらも消費税込)でしたが、現在の中古車相場は、その2倍から3倍となる価格で、すでに庶民には手が届かない存在です。
【了】
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