新車臭は何が原因? 車内のニオイを抑える消臭剤や芳香剤の使い方とは
新車独特のニオイ。苦手な人も存在しますが、どこから発せられるものなのでしょうか。また、効果的な消臭方法を紹介します。
新車のニオイが気になって仕方がない対処方法は?
クルマを新車で購入すると、独特のニオイが車内に残っています。メーカーが違っても同じようなニオイがする理由とはなんなのでしょうか。
新車独特のニオイは、主に内装に使用される接着剤(揮発性物質)が原因といわれています。このニオイが苦手な人も存在しますが、新車時には芳香剤や消臭剤によってニオイを消すことができないのです。
そのため、時間の経過と共に揮発性物質が抜けきるのを待つしかありません。
それでも、ニオイを抑えたい場合には、こまめな換気を行うことで揮発性成分を減らす必要があります。
さらに消臭剤を併用することで、空間に漂っている悪臭を強力に消臭するのが効果的だと思いますが、揮発性成分が多い場合は効果を感じにくいことも。また、芳香剤は香りが混ざることでより不快感が増す可能性もあるため、避けた方が無難です。
一般的に販売されている、消臭剤と芳香剤の違いはどこにあるのでしょう。カー用品を開発しているカーメイトの開発担当者は次のように話します。
──消臭剤と芳香剤の違いはなんでしょうか。
消臭剤はニオイの問題を解決する機能商品、芳香剤は香りを楽しむ嗜好品です。
消臭剤には、炭などのニオイを吸着させる脱臭剤と、銀・カテキン・二酸化塩素等のニオイと反応させる消臭剤があり、消臭後のスッキリ感の演出のために香りを使用するケースもあります。
またマスキング消臭といって、ニオイを気にならなくさせるために香料を消臭基材として使用するケースもあります。芳香剤はいい香りを楽しむために香料を使用します。
──消臭剤と芳香剤の併用について
消臭剤なら香料を使用しているものと芳香剤の組合せは、香りが混ざるため避けた方が良いと思います。無香で強力な消臭剤でまずは車内空間をリセットし、キレイな空間で芳香剤の香りを楽しむのが理想的です。
──無香で強力な消臭剤は、具体的にどのようなものでしょうか。
除菌消臭成分に安定化二酸化塩素を採用し、悪臭分子を酸化分解して菌を除去する強力タイプがあります。弊社で販売している「ドクターデオ」シリーズは、このタイプになります。
ニオイの元となる悪臭分子は有機物であり、この構造を活性酸素などで一部破壊(酸化作用により)し機能させなくすることが酸化分解です。
ほかには、効果が微弱になりますが銀や光触媒を使ったものもあります。
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