“スバルらしさ”を凝縮! スポーティセダン「レガシィB4」の歴史をひもとく
北米需要に応えるかたちでサイズが拡大した3代目・4代目
●3代目(2009年 – 2014年)
2009年に登場した5代目レガシィは、北米市場からの要望によって、さらにボディがひと回り大きくなりました。
電動パーキングブレーキも採用され、先代のレガシィからより高級感の増したクルマへと進化しています。
3代目となった「レガシィB4」に搭載されたエンジンは、2.5リッター水平対向4気筒SOHCエンジンと2.5リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジンとなり、2リッターエンジンが一旦廃止されました。
衝突回避性能を向上した“プリクラッシュブレーキ”や“全車速追従機能付クルーズコントロール”、“AT誤発進抑制制御”などの先進の安全機能を備えた「EyeSight(Ver.2)」もグレードによって設定され、年を追うごとに機能が進化していきました。
2012年にはエンジン型式変更により全車DOHCエンジン搭載となり、さらに同社の2ドアクーペ「BRZ」に搭載されていたFA20型エンジンに直噴ターボを組み合わせた「2.0GT DIT」がレガシィB4に新グレードとして追加されました。
●4代目(2014年 – )
2014年のフルモデルチェンジで「レガシィB4」は4代目になりました。ボディサイズは全長4800mm×全幅1840mm×全高1500mmと、より大柄なものになっています。
搭載されるエンジンは最高出力175馬力の2.5リッター水平対向4気筒DOHC「FB25」型のみです。
旧型とエンジン型式は同じであっても、吸排気や燃焼効率の見直しなどにより多くの部品が新設計されました。扱いやすさと軽快さを維持しながらも省燃費化を図っています。
さらに各部のフリクションロスの低減などでエンジンフィールを上質なものにし、エンジンサウンドも心地良いものにチューニングしています。
4代目ではサスペンションマウントなどの各部の剛性を高め、スタビライザー改良やショックアブソーバーの最適化などにより、コーナリング時の安定性と質感の高い快適な乗り心地を両立させています。
“アクティブレーンキープ”や、“ブレーキランプ認識制御”などの新機能が追加された「EyeSight(ver.3)」も用意し、スバルの最上級モデルに相応しいクルマとなっています。
なお、従来用意されていたターボエンジンを搭載したハイパワー版のモデルは、同社の「WRX」へ移行するかたちとなりました。
【了】
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。