中古車の「修復歴」はどこから?意外な後付けパーツが修復歴になる可能性も

中古車は年式、走行距離、色、グレードなど条件が全てバラバラです。選ぶひとつの基準となるのが「修復歴」の有りか無しかです。それでは、修復歴は実際どこからそうなってしまうのでしょうか?

「外れる」部分は基本的に修復歴にはならない

 中古車の購入を検討しているとき、多くの人が「修復歴」があるかどうかを気にするのではないでしょうか? 中古車とはいえ、できれば状態のよいものを買いたいと思うのが人の常でなはずです。

 ただ、どういった修理を行ったクルマが「修復歴アリ」として扱われるのでしょうか? 果たしてどこを修理していたら修復歴アリになってしまうのかを今一度確認してみましょう。

ドアをぶつけたクルマのイメージ

 まず大前提として、修復歴の有無にかかわるのはクルマのボディ、つまり車体に関する修復についてのみとなります。そのため、エンジンやミッションにトラブルが発生し、そこを修復しても「修復歴アリ」とは扱われません。

 ボディの修復と一言でいっても、例えば外側のパネルであるドアやフェンダーのみの修復や交換のみであれば、修復歴にはカウントされません(ただし、交換歴があるということで査定に影響する可能性はあります)。

 それではどの部分が修復歴の対象になるのかというと、ボディの骨格(フレーム)に当たる重要な部分なのです。ボディの骨格には、以下の部分が挙げられます。

■クロスメンバー(フロント・リア)
■サイドメンバー(フロント・リア)
■インサイドパネル(フロント)、ダッシュパネル
■ピラー(フロント・センター・リア)
■ルーフ
■センターフロアパネル、プロアサイドメンバー
■リアフロア(トランクフロア)
■ラジエータコアサポート

 以上が主な場所となります。修復歴車の定義は自動車公正取引協議会や日本自動車査定協会などが中心となって定めており、適宜改正がなされているので、「主な場所」という表現になりますが、基本的にはクルマの基本骨格にダメージ、もしくは修復がなされた車両が「修復歴アリ」となるのです。

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