トヨタ「プリウス」の実燃費はいかに!? 燃費の王者が驚きの数値を叩き出す!

トヨタが世界で初めてハイブリッド車の量産化に成功したのが、1997年に登場した「プリウス」です。現行モデルで4代目となるプリウスの実燃費を測定すべく、高速、ワインディング、一般道で走行テストを実施しました。

トヨタ「プリウス」を実際に運転して実燃費を調査

 ハイブリッドカーを身近な存在へと変えてくれたという意味で、トヨタ「プリウス」は自動車の歴史の中で大きな役割を果たしました。

トヨタ「プリウス」(2018年12月マイナーチェンジ)

 プリウスと聞くとまだまだ歴史の浅い車種のような印象を受けますが、初代が登場したのは1997年末のことで、すでに20年以上が経過しています。

トヨタ プリウスの詳細を見る

 2015年末に4代目にフルモデルチェンジした際には、今ではトヨタの多くの車種に採用されている新プラットフォーム「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を初めて採用するなど、時代の最先端をいくモデルとして注目を集めています。

 それまでのプリウスは、どちらかというと燃費性能だけに重きを置いたモデルというイメージが強かったのですが、4代目となる現行モデルではクルマとしての基本性能も大きくレベルアップし、燃費がいいうえに運転も楽しいモデルへと進化したのです。

 しかしその一方で、その前衛的すぎるルックスには賛否両論が集まり、販売面ではやや苦戦を強いられました。とはいえ、4代目にフルモデルチェンジをした翌年の2016年には、1月から12月の1年間で24万8000台を超える驚異的な台数を販売したのも事実です。

 斬新なデザインだった4代目プリウスは、2018年末のマイナーチェンジで少しおとなしい外観デザインへと変貌を遂げています。

 マイナーチェンジ後の量販グレードのカタログ燃費に変化はなく(JC08モード燃費37.2km/L)、公式にもパワートレイン系に変化があったというアナウンスはありませんが、最新のプリウスの実燃費はどうなのか、実際に走行してテストしてみました。

 ルートは、高速道(東名 東京インター→小田原厚木道路 小田原西インター)、ワインディング路(ターンパイク箱根→箱根新道→西湘バイパス 西湘PA)、一般道(国道129号→国道246号)の3セクションとし、約180kmの道のりを走破しました。

 その結果は、179.4kmの走行で燃費は31.8km/Lという数値になりました。(メーターの燃費計を使用)

 カタログ燃費達成率で言うと約85%と、十分満足できる数値と言えるのではないでしょうか。なお、今回は全行程で走行モードはECOではなく、ノーマルモードで走行しています。

 それではここからセクション別の燃費を振り返ってみましょう。

高速道:東名 東京インター→小田原厚木道路 小田原西インター

走行距離:72.5km
実燃費:36.7km/L

 東京インターから東名高速道路に乗り、小田原厚木道路の小田原西インターまでのルートは、今回のセクションで一番長い距離を走る部分です。

トヨタ「プリウス」の実燃費(高速道)

 今回使用したプリウスのグレードは「Aプレミアム」で、カタログ燃費は37.2km/L(JC08モード)となります。

 実燃費テストということで、あえて燃費を意識し過ぎる走行はせずに、なるべく普段通りの運転を心掛けましたが、それでも燃費は36.7km/Lと、カタログ燃費の37.2km/Lに迫る数値をマークしました。

 今回のテスト車両は15インチのタイヤを装着するグレードでしたが、高速道路の継ぎ目などでのショックの吸収は明らかに17インチを履くグレードよりも優れていました。

 タイヤ幅も17インチが215サイズのところ、15インチは195サイズとなるので、燃費と乗り心地を気にする人は15インチ装着グレードがオススメといえるでしょう。

斬新だった先代よりちょっと大人しい?最新「プリウス」の画像を見る(25枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

よしぼう へ返信する コメントをキャンセル

8件のコメント

  1. プリウスのオーナーです。メータ表示燃費は実燃費ではありません。ガソリン給油時に実燃費が計算できますが、20,000km乗りましたが、だいたいメータ燃費よりも1~2km/L悪いです。メータ燃費は不正確でオーナーを喜ばせるだけのものです。

  2. 「ブレーキホールド」はアダプティブクルコンをセットすることで渋滞追従できるため、上位機能が装備されていると考えられます。

  3. まさかこの時期の記事なので、エアコンOFFだったなんて言わないですよね?(^_^;)

  4. いい車なんだろうけどねぇ。
    かっこ悪いし、せまっ苦しいし。
    俺は、いいや。

  5. こういう関係のないところに
    つまんないことかかないでくれる。
    文句あんなら、部屋を出て
    歩いて文句付けて来い。

    てか、こういう投稿
    とっとと削った方がいいよ。
    政治的云々じゃなくて、
    本文と何の関係もねぇんだもん。
    ただの迷惑。

    • ほんとそう思う。
      必要ないのになんでわざわざ主張してくんのかね。
      文句がみたいなら文句書いてあるサイトに飛ぶからいらない。

      管理人さん削除よろ

  6. 記事の中身と直接関係ありませんが、オートブレーキホールドが効いているとき、ブレーキランプは点灯しているのでしょうか。追突される恐れはない? 私は、停車中、PKBを引いても(マニュアルだなあ)ブレーキを踏み続けています。

  7. 高速で何故こんなに良い数値が出てるのでしょうか?普通に走行してと書いてありますが?

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー