ETC導入から18年 円滑な交通社会を実現したETC今後の変革とは
身近なETCトラブルを未然に防ぐにはどうする?
ドライバーに欠かせない存在になりつつあるETCですが、「通過しようとしたら開閉バーが開かない」といったトラブルも報告されています。

主な原因として、ETC車載器からカードを途中で抜いてしまい、そのまま入れていなかった「ETCカードの不備」、通信不良やゲートそのものの故障で開かなくなる「ゲートや機器の故障」、高速道路上の滞在時間が長いと判断された場合は「時間超過」として開かないという事例があるのです。
ゲートが開かないトラブルについて、NEXCO東日本は次のように説明しています。
「開閉バーが開かない一番の原因はETCカードの挿し忘れで、トラブル全体の約4割を占めます(2015年実績)。ほかには、ETCカードの有効期限切れや、一般レーンや混在レーンと誤認されたお客さまの進入などが挙げられます。
また、ゲートが開かないときには、原因に応じて路側表示器に「4輪STOP停車 2輪ETC退避」、「バック禁止」、「STOP停車 お待ちください」、「STOP停車 通行券発行」、「正しく通信ができません」、「この車線はETC専用です」、「カードが確認できません」、「カード期限が切れています」、「このカードは使えません」、「走行経路が不明です」のどれかを表示します」
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また、夏場などには熱による車載器トラブルも発生。ETC車載器の設置場所により異なりますが、車載器に入れっぱなしのETCカードは熱の影響を大きく受けてしまうのです。
車載器メーカーの使用上の注意には「ETCカードは熱に弱いので高温になる場所に置かないでください」などの警告がされていることもあります。
とくに、後付けの場合はダッシュボード近辺に装着されるケースも存在。真夏のダッシュボード近辺では、温度が70度近くになることもあり、熱によるトラブルが増加するのです。
大型連休など、交通量が増加することが見込まれる時期には、円滑な交通社会を実現するためにも、トラブルが起きないように事前にチェックしておくことが重要といえます。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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