N-BOXの1/10以下はあたりまえ!? 売れていない軽自動車5選
売れない理由があまり見当たらない「ウェイク」
●スズキ「エブリイワゴン」

スズキ「エブリイワゴン」もダイハツ「アトレーワゴン」と同じく、1BOXバンをベースとした軽ワゴンです。現行モデルは2015年に発売され、2018年の販売台数は1万7507台となっています。
エブリイワゴンはターボエンジンを前席下に搭載してリアタイヤを駆動するFR車です。トランスミッションは4ATのみで、全グレードで2WDと4WDが選べます。
ボディは標準ルーフとハイルーフがあり、1BOXバンベースならではの広い荷室と室内空間が魅力のクルマです。
しかし、そのスタイルは差別化されているとはいえ、やはり1BOXバンの面影は払拭できません。さらに先進安全装備も一世代前のもので、衝突軽減ブレーキは歩行者、自転車の検知能力は低く、対クルマの作動速度域も約30km/h未満です。
室内の広さというアドバンテージがあり、パワースライドドアや後席の乗り降りに便利な「電動オートステップ」も用意され、使い勝手はまったく問題ないものの、まだまだ足りないモノがあるということでしょう。
●ダイハツ「ウェイク」

アウトドアは定番のレジャーとなり、車中泊しながら時間に縛られない旅に出るというクルマの使い方も、密かなブームとなっています。
そうしたニーズに応えるため、2014年に広大な室内空間を実現したハイトワゴン、ダイハツ「ウェイク」が発売されました。2018年の販売台数は2万8637台です。
同社のハイトワゴン「タント」をベースに室内高1455mmを実現し、4人分のキャンプ道具を積んで、4人でキャンプに出かけることも可能なほどの室内空間と収納スペースを誇ります。
また、2人だけならシートアレンジを「フルフラットモード」にして、足を伸ばして眠れる車中泊もできます。
さらに、先進安全装備も最新の「スマートアシストIII」を装備(グレードにより標準装備)するなど、安全性も使い勝手も高いワゴンとなっています。
しかし、販売は低迷していて、多くのユーザーはここまでの室内高は必要としていないのでしょうか。また、タントのベーシックグレードが122万400円なのに対し、ウェイクは135万円で、普段の足として購入する層にはウェイクは割高なのかもしれません。
【了】
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Writer: くるまのニュース編集部
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