タンカー船衝突事故から約7ヶ月で完全復旧! 関西国際空港連絡橋が元の6車線へ

2018年9月に発生した台風第21号の影響によりタンカー船が衝突した影響による破損部分が約7ヶ月で完全復旧。2019年4月8日から以前のような上下線各3車線の6車線になると国土交通省とNEXCO西日本は発表しました。

台風災害による破損が約7ヶ月で完全復旧!

 NEXCO西日本と国土交通省は、2018年9月に発生した台風第21号の影響によりタンカー船が衝突し、損傷した関西国際空港連絡橋について、2019年4月8日朝に上下線各2車線の4車線から上下線各3車線の6車線に復旧したと発表しました。

破損時の関西国際空港連絡橋(提供:NEXCO西日本)

 関西国際空港へと繋がる連絡橋は、橋長3750mを誇る世界最長のトラス橋です。連絡橋の管理体制は複雑で、道路部分が西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)、鉄道部分は西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)などの鉄道会社が主に担っています。

 今回、破損した橋桁部分は約188mとなり、道路部分、鉄道部分など各所の確認や補修などさまざまな問題があることから、全面復旧には道のりが長いことが予想されていましたが、台風第21号による被災から約7カ月で完全に復旧することとなります。

 また、関西エアポート株式会社 代表取締役社長 CEO 山谷佳之と代表取締役副社長 CoCEO エマヌエル・ムノントは、2019年4月8日に空港連絡橋が完全復旧する旨の発表を受け、次のようにコメントしています。

「空港連絡橋の完全復旧の発表を受け、大変嬉しく思います。台風21号による被災以来、アクセスを含む全ての空港機能が回復することになります。関係者の皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。

今後も関係者との連携強化を進め、すべてのお客様に安心・安全にご利用いただけるよう『災害に強い空港づくり』に向けて引き続き全力で取り組んでまいります」
 
【了】

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