コレは凄い! トヨタ「センチュリー」匠のスゴ技光る驚きの制作過程とは
トヨタが誇る最高級セダン「センチュリー」は、国内最高峰のショーファーカーでもあります。そんなセンチュリーは一体どのようにして作られているのでしょうか。センチュリーを生産するトヨタ自動車東日本の東富士工場に潜入します。
トヨタ自動車東富士工場で出会った7つの驚きとは
新元号も「令和」と決まり、あとは新天皇の即位式を待つばかりという今日この頃。そんな皇室イベントには必須となるクルマといえばトヨタの誇る「センチュリー」です。天皇陛下のお乗りになる「センチュリーロイヤル」は特別仕様車ですが、その量産型と言えるのが「センチュリー」です。先だって、そんな「センチュリー」を生産するトヨタ自動車東日本の東富士工場のメディア向け取材会に参加することができました。
前々から、「トヨタの中でもセンチュリーは特別で、作り方も普通ではない」と聞いていましたが、取材してみれば確かに驚くことばかりでした。今回は、トヨタ自動車東富士工場で感じた驚きのポイントを紹介します。
驚きのポイント1:工員ではなくクラフトマンが作る
2019年に21年ぶりのフルモデルチェンジを行い3代目となった「センチュリー」。1967年に発売した初代モデルから現在まで、皇室も利用する国内最上級のショーファーカーとして歴史を歩んできました。そのためクルマの生産にかかわるスタッフにも特別な人が選び出されています。
センチュリーの生産に関わる人は最低20年以上生産の現場で働いており、その中でも腕前を認められた人だけがセンチュリーの生産に携われるのです。しかも、選び出された後も1年ほどは研修員扱い。それほどの技量が求められるのです。そのため社内ではセンチュリーを作る人は「工員」ではなく「クラフトマン」。工場も「センチュリー工房」と呼ばれます。
黒いエプロンをしているのも特徴でしょう。センチュリー生産に携わるクラフトマンは、ほんの数十名という精鋭。作る人も特別です。工房内には、クラフトマンによる手作りの鳳凰が誇らしげに飾られていました。
驚きのポイント2:わずか2台の溶接ロボットでボディを作る
センチュリーの販売台数は月に50台ほど。それほどに少ないのですから、生産方式も普通とは違います。通常、月に何千台、何万台も生産する自動車の工場は、建屋の中は機械音や溶接音などが満ち溢れ、隣の人との会話もままなりません。ところがセンチュリーの工房は、ひっそりという表現が似合うほど静かなところでした。
鉄板を溶接してボディ本体を作るところには、溶接ロボットがわずかに2台でベルトコンベアーさえありません。以前見学した軽自動車の工場では、数十台のロボットがぎゅうぎゅうに並べられていました。それと比べると、なんとのどかな風景なのでしょうか。
向かい合った2台のロボットを中心に、ボディを設置した冶具が台ごとにゆっくりと周回します。2台のロボットの前をグルグルと何度も台車が通りすぎ、そのたびに少しずつクルマの形に仕上がってゆきます。ちなみに、ボンネットなどのフタものを作るロボットは別に3台。プレス部門もプレス機はわずか1台でした。
私も所有してみたいですが、叶いませんけれど
ロールスロイス、マイバッハを凌ぐ高級で、品格のある世界に通じる車を作り続けて、知名度で2社を追い越して下さい。
性能では前期2車よりは優れていても、劣ることは無いと思いますが、海外東南アジアでも、何かの式典その他が有る時には、どうしても“ロールスロイス”が大きな顔をして・・・大衆車では日本車が圧倒的に多く走って居ますが、そんな時、日本人として悔しい~思いがします。
塗装は4層のところ7層で、「ベースカラー」がダブってる。
塗装に1週間かかるのに、よくも50台/月も造れるもんだな。
トヨタの販売店に勤務していた知人が会社を辞め独立したとき以前から欲しかった日産のプレジデント(2代目、シーマベースの)を買いました。知人曰く「これが1,000万する車か〜!とてもそんな価値無し。トヨタと日産の工場のレベルの差ってこんなに有ったのか」って言ってました。90年代の日産はこうして凋落していったのかな。そう言ってた知人はその後「Z」に買い替えました。あれっ?