スズキ クロスビーとハスラーのデザインはどうして似ているのか
意識したのは、アクティブなライフスタイルを好むユーザー
コンパクトカーと軽自動車という2つのカテゴリーで、『新ジャンル』を確立したクロスビーとハスラー。
メーカーとして全く別ものだと主張する、この2台のメインターゲットは、大きく分けるとアクティブなライフスタイルを好むユーザーです。

しかし、その先に行きつくターゲットユーザー像は全く異なり、明確に差別化が図られていました。
そんな2台のターゲットユーザー像について、小林氏はこう話します。
「クロスビーのターゲットユーザーイメージは、性別・年代を問わずアクティブで、自分のライフスタイルを大切にする人やデザインにこだわりを持つ人を想定しています。また、ストレスなくロングクルージングを楽しみたい方にもおすすめです。
一方でハスラーは、アウトドアやスポーツなどアクティブなライフスタイルを好む人。人とは違う個性を車のデザインに求める人。雪国等、地上高が高い軽乗用車を必要とする人を想定しています。」
※ ※ ※
似ているようで、全く別のモデルとして開発されていたクロスビーとハスラー。その違いは、サイズだけではありませんでした。
ハスラーのデザインは、アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバーとして、軽自動車規格サイズの中での積載性や居住性を求めた結果。
そしてハスラーの小型車版としての立ち位置は守りつつ、ワゴンの居住性と小型車らしい力強いスタイリングの両立を考えたスズキの答えが、クロスビーのデザインだったのです。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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