●トヨタ「プリウス PHV」

　トヨタ「プリウス PHV」は大型ソーラーパネルをルーフに搭載（メーカーオプション）し、量産車として世界で初めて駐車中に太陽光発電でEV走行用エネルギーを充電できるシステムを実現しました。

　そして、大容量バッテリーに蓄えた電力を「走る」以外にも使えることも、特徴のひとつです。

　プリウス PHV付属されている「ヴィークルパワーコネクター」（Aプレミアムに標準装備）を外部の充電ポートに挿し込めば、100V・1500Wの外部給電用コンセントとして使用できます。

　さらに、荷室左側とフロントコンソール後端の車内2ヶ所にもアクセサリーコンセントを設置しているので、車内外のさまざまな用途に対応可能です。

　なお、外部給電の状況は、トヨタが配布している専用アプリ「Pocket PHV」を使って、スマートフォンで確認できます。

●ホンダ「オデッセイ ハイブリッド」

　ホンダ「オデッセイ ハイブリッド」は、メーカーオプションで100V・1500Wの電源コンセントがセンターコンソールボックス後部に設置できます。

　基本的には車内での使用を前提としていますが、長いコードを使えば車外での使用も可能です。

　また、ガソリン車、ハイブリッド車問わずディーラーオプションで荷室に100Vコンセントを装備できますが、こちらは100Wまでとなっています。

　調理家電などの消費電力量の多い機器を使用する際は、センターコンソールのコンセントから電源を取るようにしてください。

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　大容量のバッテリーを搭載するハイブリッド車やPHEVがあれば、レジャーなどの外出先で家電機器がそのまま利用でき、災害時にも役立つということで、クルマの多様性が一気に高くなるということです。

　ただし、各メーカーともに注意事項として記載していますが、1500W以下の電気製品でも正常に作動しない場合がありますし、医療機器の使用はできませんので、ご注意ください。

【了】