スープラの兄弟車 BMW新型「Z4」日本上陸! ポルシェと真っ向勝負の武闘派オープンカーだった
トヨタとBMWが共同開発した「スープラ」「Z4」がいよいよ日本でデビューします。今回は発表前のBMW新型「Z4」に試乗。「スープラ」との違いはどこにあるのでしょうか?
「スープラ」「Z4」同じ点、異なる点
トヨタ新型「スープラ」と兄弟関係になるBMW新型「Z4」が、早くも日本に入ってきました。今回は「Z4」の最上級グレード『M40i』に試乗しました。
新型「Z4」は、6気筒3リッターターボエンジン搭載で340馬力の『M40i』、2リッター4気筒ターボの258馬力を発生する『sDrive30i』と197馬力の『sDrive20i』という3タイプをラインナップしていて、グレード展開は「スープラ」も同様です。
気になる「スープラ」と「Z4」の違いですが、「スープラ」は屋根のあるクーペで、「Z4」は電動開閉のオープンであるということです。トヨタとBMWが共同開発したといえども、全く違うクルマに感じるほど雰囲気まで異なるデザインです。
デザインについていえば「好み」ということになりますが、私は腰高に見える「スープラ」より、ワイド&ローに見える「Z4」の方が好ましいと感じました。なお、足回りやエンジン、ミッションなど共通です。
圧倒的なトルク感!乗り心地は良好
前置きはこのあたりにして、試乗と行きましょう。
プッシュボタンでエンジン始動すると、「Z4」は太くて乾いたエキゾーストノートを響かせます(音質も「スープラ」と違う感じ)。
Dレンジをセレクトして走り出すと、圧倒的なトルク感であります! なんたって最大トルクはターボ無しの5リッターエンジンに匹敵するのだから当然でしょう。
フロント255/35R19、リア285/35R19という太いタイヤに関わらず、乗り心地は思ったより良好です。
剛性という点で不利なオープンのため、太いタイヤ履かせたらボディをブルブル振るわせると危惧していたものの、全く気にならないレベルです。
このあたり、ヨーロッパのメーカーって上手だし、素晴らしいノウハウを持っているんだと思います。