マツダ「アクセラ」消滅は濃厚か 「マツダ3」で事前予約開始 車名変更の影響は?
マツダ「アクセラ」の後継車「マツダ3」の予約受注が開始されました。気になるのは「アクセラ」という車名がどうなるかという点ですが、これについて販売店に直撃取材を行いました。
新型「マツダ3」の予約受注が開始 発売は2019年5月頃か?
いま話題の新型車として、マツダの新型「マツダ3(MAZDA3)」に注目が集まっています。「マツダ3」は「アクセラ」の後継車種として、2019年5月頃に発売されると噂されています。
しかしマツダから「アクセラ」の車名を「マツダ3」に変えるという正式なアナウンスはありません。このあたりも含めて、販売店に問い合わせてみました。
「今のマツダ車はグローバルに販売されており、『CX-3』とか『CX-5』は、世界共通の車名です。日本独自の車名は廃止する方向にあるので、『アクセラ』も『マツダ3』になる可能性が高いと思います。ただし現時点(2019年3月中旬)で、メーカー(マツダ)から正確な話は聞いていません」という返答を得ました。
「マツダ3」に車名を変えるとしたら、そのメリットはどのような点にあるのでしょう。またユーザーの反響はどうでしょうか、という点に対しては下記のような回答です。
「『マツダ3』を名乗るメリットは、世界共通の車名にできることです。ただし従来型の『アクセラ』のお客様にとっては、車名の変更は寂しいというか、違和感があるようです。また『CX-3』と『マツダ3』では、「3」が重複して分かりにくいとか、メーカー名がマツダで車名が『マツダ3』なの? という質問も受けました。個人的には、『アクセラ』から『マツダ3』に変えるメリットは少ないと思います」とのことです。ユーザーが困惑している面もあるようです。
ちなみに海外では、2003年に発売された初代「アクセラ」から「マツダ3」の車名が使われていましたが、今になって日本の車名を変更する理由も分かりにくいです。
マツダのホームページには「マツダ3(北米仕様ベース車)」といった記述があり、「アクセラ」の車名は出てきません。
そうなると国内仕様も「マツダ3」に変わる可能性が高そうですが、いうまでもなく車名は重要です。販売店によると2019年3月7日から価格を明らかにして予約受注を開始しているので、車名もハッキリさせるべきでしょう。
前出の販売店セールスマンは、「報道発表は5月頃らしいですが、正式な発売日は聞いていません。納車はスカイアクティブXを中心に、8月以降になるという話もあります」と話します。
何も明らかにされない状態で、「マツダ3」の予約受注を開始したようですが、販売店は商談する時に困らないのでしょうか。
「セールスマンの私自身、『マツダ3』に試乗した経験がありません。商談をしているのに、お客様に具体的な商品の説明ができないのは困ります」ともいいます。それは当然の悩みでしょう。