日本の狭い駐車場にオススメ! スライドドア車2018年販売台数ランキングTOP5

日本で売れているファミリーカーといえばスライドドアのミニバンです。狭い場所での乗り降りに有利なほか、小さなお子さんがいる家庭の必要装備です。そこで、自販連のデータから人気のスライドドア車5台を紹介します。

ファミリーユースに重宝するスライドドア車の販売台数TOP5

 小さなお子さんがいる家庭や大人数で移動する機会が多い方に、絶大な人気を誇るスライドドア車ですが、ミニバンやハイトワゴン系軽自動車ではもはや必須アイテムです。

商用ワンボックスで普及したスライドドアも、いまやファミリー層の必須アイテムに

 乗降のしやすさや、狭い場所でも気軽にドアを開けられる利点があるスライドドアは、一度使うともう戻れません。

 そこで、自動車ディーラーの全国組織である「日本自動車販売協会連合会」の販売データから、スライドドアの登録車に絞って2018年1月から12月までの販売台数TOP5を紹介します。

●1位 日産「セレナ」9万9865台 前年比118.3%

日本で一番売れたミニバン日産「セレナ」

 1991年に初代「セレナ」が登場し、現行型は2016年から販売を開始した5代目にあたるモデルです。

 2018年には、日産「ノート」と同様のハイブリッドシステム「e-POWER」搭載モデルの販売を開始して人気に火がつき、2018年のミニバン販売台数トップに躍り出ました。

 ボディ形状は5ナンバーサイズの標準モデルと、バンパーやサイドモールが専用部品で3ナンバーサイズとなる「ハイウエイスター」があり、搭載するエンジンは2リッターガソリンエンジンと、モーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッドの2リッター「Sハイブリッド」、そして1.2リッター「e-POWER」があります。

 乗車定員は「e-POWER」のみセカンドシートがキャプテンシートとなる7人乗りで、その他のモデルは8人乗りに。さらに「Sハイブリッド」には4WDが用意されています。

 価格はガソリン車が244万800円(消費税込、以下同様)、「Sハイブリッド」が250万4520円から、「e-POWER」296万8920円からです。

 また、カスタマイズバージョンの「セレナ オーテック」や、スポーティな「セレナ NISMO」もあります。

●2位 トヨタ「シエンタ」9万4084台 前年比97.1%

2列シートもラインナップして購買層の拡大を狙ったトヨタ「シエンタ」

「シエンタ」はトヨタが発売するコンパクトサイズミニバンです。初代は2003年にデビューし、2代目となる現行モデルは2015年に販売を開始しました。

 サードシートをセカンドシート下に収納するというユニークな構造で、収納時は荷物を積みやすいフラットな荷室形状を実現し使い勝手を向上させています。 

 パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンと1.5リッターハイブリッドをラインアップします。

 当初は3列シート車のみで、乗車定員は6人乗りと7人乗りモデルがありましたが、2018年のマイナーチェンジで5人乗りの2列シート車「FUNBASE(ファンベース)」が登場しました。

「FUNBASE」ではセカンドシートを折りたたむことで、広くフラットな荷室を作り出すことができ、大きな荷物を積むことや車中泊にも最適となっています。

 価格はガソリン車2列シートが177万6600円から、3列シートが181万6560円から。ハイブリッド車2列シートが218万7000円、3列シートが222万6960円からです。

●3位 トヨタ「ヴォクシー」9万759台 前年比102.3%

シリーズ累計だとベストセラーなミニバンのトヨタ「ヴォクシー」

 トヨタ「ヴォクシー」はミドルサイズのミニバンで、販売チャネルの異なる兄弟モデルに「ノア」「エスクァイア」があり、この3モデルの登録台数を合算すると実質の販売台数で「セレナ」を大きく上回ります。

 2001年に初代「ヴォクシー」がデビューし、現行モデルの3代目は2014年に販売を開始。パワートレインは1.8リッターハイブリッドと2リッターガソリンエンジンです。

 ボディ形状は5ナンバーサイズの標準ボディと、前後バンパー、サイドモールなどの形状違いにより3ナンバーサイズのグレードがあります。

 乗車定員は8人乗りと、セカンドシートがキャプテンシートとなる7人乗りで、価格はガソリン車が250万9920円から、ハイブリッド車が300万3480円からです。

 また、カスタマイズされた「煌<きらめき>」や、スポーティな「GR SPORT」があります。

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