「これなら手が届く?」 200万円台からの個性派輸入SUV5選

走破性も優れているリーズナブルな輸入SUV

●プジョー「2008」265万円から

「208」をベースにしっかりとSUVとして仕上げられている「2008」

 プジョーの車名は伝統的に真ん中に「0」とした3桁の数字というのが通例ですが、SUVのシリーズには「00」を用いた4桁の数字が割り当てられました。

「2008」はプジョーのSUVでもコンパクトなモデルで、2014年から国内で販売されています。

 コンパクトハッチバックの「208」をベースに開発され、全長4160mm×全幅1740mm×全高1570mmと日本の道路環境でも使いやすいサイズに。

 エンジンも「208」と同様な1.2リッター直列3気筒ターボで、出力は110馬力を発揮。決してパワフルではありませんが、1230kgと比較的軽量な車体には十分な出力です。

 また、前輪駆動のみのラインナップですが、舗装路から砂地まで路面によって4つの走行モードがセレクトできる「グリップコントロール」(GTラインとクロスシティに標準装備)を装備し、SUVとしての走破性能を向上させています。

 価格はベーシックグレードの「2008 アリュール」が265万円、スポーティな印象の上位グレード「2008 GTライン」が288万円と、全グレードが200万円台です。

●フィアット「パンダ4×4 イタリアーナ」255万9000円

4WDならではの悪路走破性を持ったコンパクトSUV「パンダ4×4」

 フィアットから1980年に発売されたベーシックカー初代「パンダ」は、秀逸なデザインとパッケージでいまも語り継がれる名車です。

 そのDNAを受け継いだ現行モデルの「パンダ」は3代目で2013年から国内で販売され、SUVテイストあふれる4WD車「パンダ4×4」もラインナップされました。

「パンダ4×4」は現在、カタログモデルから外れ、定期的に販売される限定車に位置づけられ、2018年11月には「パンダ4×4 イタリアーナ」を150限定で発売。

 エンジンは、独特なフィーリングで好評な直列2気筒ターボ「ツインエア」を搭載し、出力は85馬力とパワフルではありませんが6MTと組み合わされ、パワーを使い切って操る楽しさを演出しています。

 ボディは全長3685mm×全幅1670mm×全高1615mmの5ナンバーサイズで、国産コンパクトカーと同等です。

 価格は255万9000円です。

【了】

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