10年前から約10万件増! タイヤのパンクトラブルは予想外な事故を引き起こす可能性も
タイヤのトラブルは、ここ10年で急増しています。予想外な事故を引き起こす可能性もありますが、定期的な点検をすることで、トラブルを軽減できるようです。
タイヤトラブルの要請急増!2017年度は、39万1799件で10年前の136.5%!!
クルマを運転中に、タイヤがパンクするトラブルを経験した人が増えているといいます。全国でロードサービスを展開しているJAFは、タイヤのトラブルに関する救援要請が増加していることから、2007年度から2017年度のタイヤトラブルの出動件数を発表しました。
タイヤのトラブルは、2017年度に39万1799件と過去最高を記録。2007年度は28万6934件であったため、10年でその出動件数は10万4865件増となり、約3.6割増えていることになります。
JAFが行った、「タイヤのパンクに関するアンケート調査」では、“どのくらいの間隔でタイヤの点検をしていますか?”の設問に対し、「1ヶ月以内」と回答した人は、1万2716名。全体の27.4%と多くの方が適正な頻度で点検していないことが分かりました。
ほかにも、愛車のタイヤパンクに対応するための搭載品は“スペアタイヤ”なのか“応急修理キット”なのかのどちらかを聞く設問で35.6%が“応急修理キット”と回答。
応急修理キットは、一般的に、タイヤからエアの漏れを少なくするための修理剤と、空気圧を調整するコンプレッサーなどがセットになったものです。
「クギやねじが刺さったパンクはそれを抜かずに応急処置が必要」など使用の際に気をつける項目があるため、使用前に添付の説明書を確認する必要があります。
説明書には修理剤の有効期限が記載されている場合もあるため、事前に一度確認しておくことが重要です。また、スペアタイヤも長年使わずに点検もしていないと、いざ使用する際に空気圧が不足していたり、ひび割れている可能性があるので、定期点検時にあわせて確認しましょう。
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