乗り心地は想像の10倍超え! ジープ・ラングラーは世界中走り抜けることができる

最新装備に優しい乗り心地、荒い乗り心地は過去のこと

 試乗したのは、3車種ラインナップされるうちのひと、V型6気筒エンジンを搭載し、5ドアボディのアンリミテッドでした。これには、交差点等で一旦停止しているときの無駄にガソリンを消費しないためのアイドルストップ機能も装備されているのです。これは環境にも貢献します。

3.6リッターV型6気筒エンジン

 スマートフォンと連動し、各種情報が得られるアップルプレイも装備されていますし、ですからカーナビやオーデュオも充実しています。無骨なキーを鍵穴に差し込んでエンジンをかける必要もありません。キーレスエントリーなのです。リアのバックビューモニターも装備しています。駐車場での取り回しに役立つ、バックソナーやリバースアシストも組み込まれています。装備は高級ラグジャリー乗用車のようなのです。

 そんなですから、走り味も無骨ではありません。乗り心地は想像を10倍超えて、優しい印象でした。もちろん高級セダンのようにフワフワな乗り味ではありませんが、軍用車から想像するような脳天を突き刺すような荒い乗り心地ではまったくないのです。これなら、都会の高級ホテルに乗りつけるのも不快ではなさそうです。

 冒頭で僕が、腰を抜かしかけたと言ったのはそのことです。密林を踏破するほどのタフな性能を秘めていながら、都会の高級ホテルをもテリトリーとするなんて、まさに世界のすべての場所を走りきることができるのですね。感動しました。

【了】

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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