大坂なおみGT-Rも即完売! 投機目的も? 話題となった高性能限定車5選

クルマに限らず「限定販売」というだけで魅力的な商品に見えてしまう方も多いのではないでしょうか。実際、「限定車」には訴求力があり、即完売してしまうことも珍しくありません。そこで高性能な限定モデル5車種をピックアップして紹介します。

あっという間に完売しちゃった高性能限定車5選

「限定」という言葉には魔力があります。クルマに限らず、この言葉に魅せられてしまう方は多いのではないでしょうか。

惜しまれつつ生産終了した「スカイラインGT-R」も最後に限定車を発売

 とくに高性能なクルマの場合、限定販売されるモデルは珍しくありません。特別なカラーリングや装備の充実といった特別仕様車や、エンジンや足回りに手が加えられたものなど、さまざまな限定車があります。

 さらに、生産終了に伴う「ファイナルエディション」も、大いに魅力的に見えてしまいます。

 そこで、これまで販売された国産限定車のなかから高性能なモデル5車種をピックアップして紹介します。

●日産「GT-R 大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」

東京オートサロンの日産ブースでも人だかりができた「GT-R 大坂なおみバージョン」

 日産「GT-R 大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」(以下、「GT-R 大坂なおみバージョン」)は、2018年9月に日産のブランドアンバサダーに就任したプロテニスプレイヤー、大坂なおみ選手本人の着想を取り入れた記念モデルとして、50台限定で発売されました。

 予約開始は2018年12月20日で、2019年1月11日から開催された「東京オートサロン2019」の日産ブースにて、実車の公開と価格の発表が行なわれましたが、その時点ですでに50台を超える予約が入っている状態でした。

 その後も2月中旬まで予約も受けつけるとしていますが、キャンセル待ちのみとのことです。

「GT-R 大坂なおみバージョン」の仕様は専用色を含む3色のボディカラーと、3色の専用インテリアが選べることと、カーボン製リヤスポイラー、ゴールド色のモデルナンバープレートになっていて、性能などはベースモデルの「GT-R Premium edition」から変更ありません。

 価格は1260万4680円(消費税込、以下同様)で、ベースモデルから90万円ほどのアップになります。

●日産「スカイラインGT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」

生産終了から17年の歳月を経ても色褪せない魅力がある「スカイラインGT-R」

 2002年8月に生産を終えた「スカイラインGT-R」は、それより少し前の1月24日に最後の限定車「スカイライン GT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」を発表しました。

 限定台数は合計1000台で、同年2月26日から発売としていましたが、なんと発表当日には完売。価格は「M・spec Nur」が630万円、「V・spec II Nur」が610万円でしたので、単純計算だと1日で約62億円の売上が確定したことになります。

「スカイライン GT-R M・spec Nur/V・spec II Nur」の仕様は、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどのベースエンジンに使われているN1仕様エンジンをベースとして、ピストンやコンロッドを重量バランスの均一化を図った高精度バランス品が組み込まれていました。

 さらに、限定車専用としてゴールドシリンダーヘッドカバーを採用し、特別仕様のエンジンであることがひと目でわかるものとしていました。

 ちなみに、現在中古車で販売されている同限定車はおおむね1500万円以上の価格で販売されています。

1000万円超でも即日完売!売れる限定車たちを画像で見る

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