巨大化したBMW新型「3シリーズ」 同社「5シリーズ」との差別化はどこに?

BMWの主力モデル「3シリーズ」がフルモデルチェンジしました。高性能な「運転支援システム」や自動バック機能など先進技術を多く搭載。また、ボディサイズも先代に比べて巨大化しています。

フルモデルチェンジ

 世界で累計1500万台以上販売され、40年以上の歴史を誇るBMW「3シリーズ」。今回、フルモデルチェンジを果たし新型「3シリーズ」は、2019年1月30日より予約開始が始まり、同年3月9日から発売します。

フルモデルチェンジを果たしたBMW「3シリーズ」

 新型「3シリーズ」は、日本初の最新3眼カメラと画像解析システムを搭載した、高性能運転支援システムを全グレードに標準装備。また、AIを活用した新開発の「インテリジェント・パーソナル・アシスト」をBMWとして初導入したモデルです。

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 日本初導入の3「運転支援システム」は、長距離、中距離、周辺監視を高性能3眼カメラで行い、正確なレーン・キープとスムーズなアクティブ・クルーズ・コントロール機能を装備するほか、側面からの衝突回避や自動でブレーキをかける被害軽減ブレーキ機能などを搭載しています。

 また、BMW初となる「インテリジェント・パーソナル・アシスト」は、AIを活用した音声認識機能となり、クルマに話しかけることで、車両の操作が可能です。

 さらに、ハンドル操作無しで、来た道を自動リバース機能や縦列駐車、並列駐車をハンドル操作無しで可能とする自動駐車機能を標準装備。

 インテリアでは、10.25インチコントロールディスプレイと12.3インチフルデジタルメーターパネルを採用し、自分用にカスタマイズすることも可能です。
 
 新型「3シリーズ」のグレードは、「320i SE/320i Standard/320i M Sport/330i M Sport」の全4種類。ボディサイズは、全長4715mm×全幅1825mm×全高1430mm(320iは1440mm)。

 パワートレインは、欧州などに設定の無い日本専用開発の2リッターツインターボエンジンを搭載。「320i」は、最高出力184PS、最大トルク300Nm。「330i」は、最高出力258PS、最大トルク400Nmとなります。

新型「3シリーズ」について、プロダクトマネージャーの御舘康成氏は、次のように話します。

――ボディサイズが大きくなった理由はなんでしょうか。

ボディサイズが、1800mmを超えたことについては、日本の立体駐車場が大きくなってきたことが背景にあります。 ボディサイズは大きくなりましたが、今回リバースアシストを標準装備したので、利便性は高くなっています。また、今後のバリエーション展開は、「Xドライブ、ディーゼル」を年内に導入予定です。

――サイズが大きくなったことで、「5シリーズ」との差別かはどのようになりますか。

 ほぼ先々代5シリーズ並のサイズですが、5シリーズとの競合は、『5は5』の品質があるので3とは競合しないと思います。また、3シリーズには『3の価値』があります。

※ ※ ※

 また、欧州ではディーゼルモデルにMT仕様が存在しますが、日本国内に導入する予定はないとのこと。なお、「320i」は日本専用仕様となり価格(消費税込み)は、452万円から583万円。「330i」は、632万円です。
 
【了】

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