ホンダ 新型「インサイト」想定外の脱オッサン化!? セダンでも20代にもウケてる理由

2018年12月に3代目にフルモデルチェンジしたホンダ新型「インサイト」が若者にも人気だといいます。セダンが不人気といわれる中、何が若者にウケたのでしょうか?

新型「インサイト」は日本仕様の方がカッコイイ!?

 先代「インサイト」の販売終了から4年、3代目にフルモデルチェンジしたホンダ新型「インサイト」は、ミドルサイズセダンのハイブリッド専用車として復活しました。

ホンダ新型「インサイト EX」(ボディカラー:コズミックブルー・メタリック)

 新型「インサイト」の外観は、ワイド&ローで迫力を表現。フロントグリルに刀のような美しい金属の質感を表現したクロームメッキのバーが装着されるとともに、セダンでありながら流麗なクーペスタイルとすることで、存在感と品格が共存したデザインになりました。

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 なお、フロントグリルのメッキバーは日本専用で、北米仕様のデザインよりヤンチャさが増しています。北米ユーザーからは「日本仕様の方がカッコイイ。北米でも販売してほしい」という声があがっているそうです。

 インテリアは、シンプルかつ上質な印象で、リアルステッチを施した張りのあるソフトパッドは、ズレやシワが入らないよう、丁寧な手仕事で仕立てられているのが特徴です。

 8インチの大型液晶モニターや5.5インチの大型のスマートフォンを置くことができるトレイ、USBジャックなどをセンターに配置するとともに、スイッチでシフトを操作するエレクトリックギアセレクターを採用し、操作性と機能性を追求したデザインとしています。

ゴルフバッグ4つ載せられる広いトランクルーム

 実際に新型「インサイト」に触れてみて、驚いたのはトランクルームの広さです。先代モデルでは、ハイブリッド車に不可欠なバッテリーと制御装置が一体になったIPU(インテリジェントパワーユニット)を荷室フロアの下に配置していましたが、新型「インサイト」ではIPUユニットを小型化し、さらに後席下に搭載することで、ガソリン車並みのトランク積載量を実現し、ゴルフバックは4つ載せられるようになりました。

ホンダ新型「インサイト EX」の内装

 パワートレインは、2013年にアコードハイブリッドに初搭載された2モーターハイブリッドシステム「スポーツ ハイブリッドi-MMD」をさらに進化させ、クラリティPHEVに搭載されたエンジンを新型「インサイト」用に専用設計し、1.5リッターi-VTECエンジンと組合せました。

 モーター駆動を基本としながら、バッテリーからの電気でモーターのみで走行する「EVドライブモード」、エンジンで発電した電気でモーターを駆動する「ハイブリッドドライブモード」、高速クルーズ時にエンジンと車輪を直結して走る「エンジンドライブモード」の3つの走行モードを自動で切り替え、効率的な走行を可能にしました。その結果、JC08モード燃費は34.2km/L(WLTCモード:28.4km/L)という優れた燃費性能を達成しています。

 実際に試乗してみると、ハイブリッドならではのスムーズで力強い加速性能と静粛性の高さに驚かされました。また、全幅1820mmとやや大柄ではあるものの、それほど大きさを感じさせない取り回し性で、街乗りでも決して扱いづらいということはありませんでした。

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