営業マンの心強い相棒トヨタ「プロボックス HV」 空荷で走れば“けっこうパワフルですね!”
日本を代表する『働くクルマ』ことトヨタの「プロボックス」と「サクシード」。その2台にハイブリッド仕様が追加されました。日本経済を支える縁の下の存在ともいえる、この2台のハイブリッドはどんな乗り味なのでしょうか。
日本を代表する『働くクルマ』
地味なクルマということもあり普段はほとんど存在を意識しないけれど、見ようとすれば驚くほどたくさんのプロボックス&サクシート(以下:プロサク)が走っています。
ハイエースと並びトヨタにとって貴重な収益源になっているほどで、日本を代表する『働くクルマ』と言っても良いです。今回、トヨタはプロサクにハイブリッド仕様を追加してきました。
考えてみれば営業車は街中での使用が多く、しかも年間走行距離だって少なくない。ハイブリッドなら燃費が半分になります。
平均燃費が9km/Lから12km/Lだとすると、18km/Lから24km/Lくらいになるということです。環境にもやさしい上、企業からすればランニングコストだって節約可能。もっと早い時期からハイブリッドを投入してもよかったのではと思います。
さらに、素晴らしいのが全グレードに歩行者検知機能付きの緊急ブレーキを標準装備化してきたこと。営業車は交通量や歩行者多い道路の走行比率が高くなります。
対歩行者に対する緊急ブレーキは、昼間だけに限られるものの、営業車の利用も明るい時間帯が中心。素晴らしい事故抑止効果を発揮してくれるので、営業車こそ緊急ブレーキが必要です。
実際に試乗してみると、ハイブリッドシステムはトヨタの「アクア」や「シエンタ」と同じ1.5リッタータイプ。2代目「プリウス」から使われているため高い信頼性を持っています。
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