初音ミクとドライブ気分を体感? ドワンゴとホンダの異色共同プロジェクト『osoba』始動
2019年1月11日から13日まで開催された『東京オートサロン2019』に、dwango×Hondaという異色のコラボブースが出展されました。同ブースには人気ボーカロイド『初音ミク』のラッピングが施された1台のS660が登場。2社の共同プロジェクトであるスマホアプリ『osoba』の世界をPRしました。
初音ミクがクルマの挙動に合わせて喋るスマホアプリ『osoba』
株式会社ドワンゴと本田技研工業株式会社は、共同開発プロジェクトの第一弾として、人気ボーカロイドの初音ミクがクルマの挙動に合わせて喋るスマートフォンアプリ『osoba』を公開。
東京オートサロン2019にブースを出展し、人気漫画家・矢吹健太郎氏が作画した初音ミクラッピングが施されたホンダ「S660」と共に、その世界観を披露しました。
スマートフォンアプリ『osoba』は、カーライフをサポートするiOSアプリケーション。運転中のクルマの状況に合わせて、初音ミクが話しかけてくれるので、うっかり忘れがちなオイル交換やタイヤ交換など、愛車のメンテナンス時期も教えてくれる愛車管理アプリです。
自動運転や自然な対話形式で操作が可能な音声認識システムなど、SF映画の夢物語だと誰もが思っていた未来が着々と現実味を帯びてきた現在。
そのクルマの進化を考えると、次はクルマとの会話を思い描く事は自然な流れかもしれません。しかし、そのプロジェクトを始動させたのが、なぜ「ドワンゴ」と「ホンダ」の異色コラボだったのでしょうか。
このアプリ『osoba』の開発に至った経緯について、ホンダの松村氏とドワンゴの鹿島氏は次のように説明します。
ホンダ 村松氏「元々、我々ホンダ側が今後のいろいろなクルマの変化だったり、環境の変化だったりということに対して、いろいろな新しいサービスを模索していたんです。
しかし、自動車メーカーがこれからやることというのは、みんなが考えつくようなことばかりで・・・。でも、我々としてはもう少し違ったサービスを創造していきたかった。
そのために異業種メーカーなど、いろいろな方々とお会いして、お話をさせて頂くなかで、最終的にベクトルが合い、ドワンゴさんがやりたいことと我々がやりたいことが合致したなかで、今回の企画に結び付きました。
ホンダとしては、新たなサービスを新たなパートナーとやっていきたい。そこが一番大きかったです」
ドワンゴ 鹿島氏「ドワンゴとしてもモバイル向けのコンテンツ配信をやってはいたのですが、そのプラットフォームの拡張を考えた時に、これから進化していくクルマを新しいプラットフォームにすれば面白いのではないかと魅力を感じ、一緒にやっていく事になりました」