BMW新型「7シリーズ」世界初披露 大型グリルの採用でより迫力あるフロントフェイスに
BMWの「7シリーズ」は、メルセデス・ベンツのSクラスと並ぶ高級大型セダンとして確立した地位を築く、同メーカーのフラッグシップモデルです。
プラグインハイブリッドも加わったBMW最大のセダン「7」
BMWは、同メーカーのフラッグシップモデル「7シリーズ」セダンの新型車を発表。BMWラグジュアリーモデル世界売上の約45%を占める中国・上海で世界初披露されました。
これまでよりも40%表面積を増やした一体型のキドニーグリルやスリムなLEDヘッドライトを採用することで、より存在感の高いフロントフェイスが与えられた新型「7シリーズ」は、ルセデス・ベンツ「Sクラス」と同じく、ドイツメーカーの誇る高級大型セダンとしてその地位を確立しているモデルです。
リア周りのデザインにおいても、35mmのスリムなLEDテールライトやワイドなデイタイムライト、幅の広い排気口を採用することで前モデルよりもスタイリッシュな姿を実現しています。
排気量6592cc、最高出力600PSのV12エンジンを搭載する「M760i xDrive」をトップグレードに持つ新型7シリーズは、4395cc・V8エンジン搭載の「750i xDrive」、2998cc・直列6気筒エンジン搭載の「740i /740i xDrive」他、プラグインハイブリッドモデル「745e xDrive」もラインナップ。
電気のみの力で50kmから58kmの渡航距離を実現したという「745e xDrive」では、ガソリン車に搭載される2998cc・直列6気筒に手を加えたエンジンとアップグレードされた高電圧バッテリーの採用により最大394PS(ドイツ仕様)を発揮します。
新型「7シリーズ」では、シャシー、サスペンション、ステアリング、ブレーキシステムなどを見直すことで、ゆとりのあるクルージングとスポーティでアクティブなドライビングの双方を高次元で両立。後輪駆動車の「740i」を除くモデルでは、状況に応じてパワートレインからの力を効率的に前後配分することで、環境性能と走行性能を向上する全輪駆動システム「xDrive」が採用されています。
ゆったりとしたスペースを誇る内装においては、柔軟性に優れたナッパレザーなどの厳選された素材を使用することでフラッグシップ・セダンらしい豪華な雰囲気を演出。モバイル用ワイヤレス充電機や、クリアな音質を実現した音響機器を採用することで長距離ドライブ時にも快適に過ごすことが可能です。
その他、新型「7シリーズ」には、「Hey BMW」で起動し、ドライバーが話しかけるだけで情報収集や車内温度調整を行う「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」や、視認性に優れたヘッドアップ・ディスプレイ、駐車アシスト機能、数々の安全支援機能が搭載されています。
また、BMWジャパンの広報担当によると、「現在のところ新型7シリーズの日本導入時期については未定です」といいます。
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